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台風の強風被害は「風災」 自宅の火災保険でカバーできる

2018年9月5日 16:00

台風21号の強風の影響で信号機も倒壊(大阪市西成区。写真:時事通信フォト)

 近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした台風21号。今回の台風では雨もさることながら、車を横転させるほどの猛烈な暴風による被害も相次いだ。

 自宅の屋根や瓦が吹き飛ばされたり、風で飛んできた物がぶつかって窓ガラスや外壁が壊れるなどといった被害を受けてしまった人も多いだろう。こうした被害は、火災保険に加入していれば補償の対象になる可能性がある。

 同じ台風でも、大雨による浸水などの被害は「水災」というオプション契約がないとカバーされないが、風災は一般的な火災保険では基本契約で補償の対象となっていることが多い。また、屋根が飛ばされたことで家屋内に雨水が入ってしまい、家具や家電が濡れて使えなくなってしまったような場合も、家財も補償対象にしていれば保険金がおりる。家屋の外であっても、敷地内にある物置や自転車(家財を対象としている場合のみ)が壊れた場合も補償される。

 被害が出たら、片付けや応急処置をする前に写真を撮影しておくと、保険会社への請求時に役立つ。まずは被害があった家の全景や部屋全体の写真を撮影し、さらに損傷箇所を複数角度から撮影しておくとよい。

 一戸建ての場合、瓦が2~3枚飛ばされてもすぐに雨漏りするわけではないので気がつかないケースもある。外壁などでも被害が小さいとわからない場合もあるので、強風があった後は自宅を改めてチェックしておきたい。ただし、保険契約によっては一定額以下の被害では保険金を支払わない免責額を定めていることもある。とりあえず、契約している損害保険会社に相談してみるといいだろう。

 ちなみに、たとえ敷地に置いてあっても、自動車は火災保険の家財には入らないのでカバーされない。自動車保険の車両保険で補償されるので、加入している自動車保険の保険会社に問い合わせてみよう。実際に保険を使うと交通事故でなくとも等級が下がることもあるので要検討だが、相談するだけなら下がる心配はない。

文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)

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