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家計

進化する冷蔵庫の最新トレンド 注目はチルド室と野菜室

冷凍食品が大量に入るフリーザーの大きなタイプも人気に

 家事の負担を軽減し、私たちの時間的ゆとりを生み出す白物家電は、今や「時産家電」とも呼べる存在に。決して安い買い物ではないが、自分のライフスタイルに合った機能が搭載された白物家電を選べば、長きにわたりよき相棒になるだろう。

だからこそ、どんな機能に注目してどれを買うべきか、見極める目を磨きたい。ここでは冷蔵庫の最新トレンドを紹介しよう。

野菜室は節電を取るか使い勝手を取るか

 冷蔵庫を買う場合、性能面で比較ポイントになるのが、野菜室とチルド室の鮮度維持機能と使い勝手だ。

 実は、庫内の設定温度がもっとも高い野菜室は、動力となり熱を持つモーターなどと近いいちばん下にある方が熱効率がよく、電気代が安上がりになることが多い。節電や電気代の観点から、多くの冷蔵庫の野菜室の定位置は、いちばん下になっている。

 しかし、そうした構造上の難題を克服した冷蔵庫も登場。冷気の回し方を工夫することで、野菜を取り出しやすいよう、野菜室の位置を上げることを可能にしたのだ。

野菜の鮮度維持は成長を促すvs眠らせる

 位置問題以上に野菜室について各社がしのぎを削っているのが、鮮度維持機能だ。

「以前の野菜室は弱めの冷風が当たり、どうしても野菜を乾燥させてしまっていました。ところが今では多くの機種で湿度を80~90%に保つモイスチャーコントロール機能が搭載され、葉もの野菜を裸で野菜室に入れておいても鮮度が落ちにくくなりました」(カカクコムの鎌田剛さん)

 これに加えて、3色のLEDライトを当てて庫内で朝昼晩を再現して野菜のビタミンをアップさせることで、朝採れ野菜の新鮮さを追求する機種もあれば、逆に真っ暗な庫内で野菜を眠らせ、成長(=劣化)を止めるという考え方で保存する機種もある。

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