マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

FX

米の追加利上げ 3月に見送られても6月には実施か

2016年3月8日 7:00

2016年の外国為替市場における最大の注目は、アメリカの追加利上げが、いつ、どのタイミングで行なわれるのかだろう。為替のスペシャリスト、松田トラスト&インベストメント代表の松田哲氏が解説する。

松田トラスト&インベストメント代表・松田哲氏

松田トラスト&インベストメント代表・松田哲氏

* * *
外国為替市場にも中国バブルの崩壊が波乱要因として暗い影を落としている。中国の株価と不動産価格が下落し、理財商品を元手にした多くの開発投資も頓挫している。中国の投資家たちがシャドーバンキング(影の銀行)に預けた巨額のお金は大半が消え去っており、彼らに戻ることはないだろう。

今回の中国バブル崩壊の規模は日本のバブル崩壊の規模よりもはるかに大きい。この先数年は中国経済が減衰する状態が続くと見込まれる。いずれ回復していくと思うが、可能性としては、上海総合指数1500ポイント割れもあり得るのではないか。

これまで世界経済を牽引してきた中国の力が無くなると考えると、世界経済にも深刻な影響が及ぶことを想像しないといけない。2016年の外国為替市場については、こうした中国の問題が根底にあることを常に認識しておく必要がある。

実際、年明けから中国株式市場でサーキットブレーカーが発動し、世界同時株安と金融市場の混乱を招いた。中国の危うさがあらためて顕在化し、市場心理が悪化したことを物語っていた。アメリカの追加利上げのピッチが当初予定の年4回から年2回程度に減るのではないかとの観測も強まっているが、アメリカだけの問題ではなく、潜在的に中国の減速問題があるからだろう。現状のままでは、アメリカの追加利上げのスピードは緩やかになると私も思う。

ただし、アメリカは今年必ず追加利上げを行なうだろう。「今年は追加利上げしないのでは」との見方もあるようだが、そのシナリオはないと断言する。

なぜならば、米連邦準備制度理事会(FRB)にもプライドと立場がある。昨年12月に利上げを開始した以上、米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーの存在意義にかけても、今年は利上げを続けるはずだ。仮に3月の追加利上げを見送ったとしても、6月に追加利上げに踏み切るだろう。

※マネーポスト2016年春号

「マネーポストFX」の注目記事

半年の最大損失が約6万円なのに、取引全自動で稼ぎは50万円以上のFX
取引全自動のFXシストレ 5万円元手に1か月で8万円稼いだ実力
忙しくてもFX自動売買で1000万円儲けたトレーダー
40代投資家 「守り」を意識した売買で5000万円突破
相場観ゼロでもFXで1000万円稼ぐ方法とは
  • 約1年で140万円の儲け 暴れ馬ポンドで稼いだFXシストレ
  • 年間利回り10%以上も可能 海外銘柄で配当投資を始める方法
  • 2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

     日頃、雑誌『マネーポスト』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。このたび、『マネーポスト』は2017年夏号(2017年6月1日発売号)をもって、当サイトに完全移行・統合することとなりました。
     これまでのご愛顧に心から感謝いたしますとともに、「マネーポストWEB」も同様にお引き立ていただければ幸いです。

    2017年夏号(6月1日発売号)

    大特集は〈ただならぬ大化け株 総力発掘50〉。藤野英人氏が見出した「次世代テーマ株」や、戸松信博氏、藤井英敏氏らが注目する爆騰期待の個別株をランキング形式で紹介。橘玲氏、森永卓郎氏らによる連載も充実。定価620円。お早めにお求めください。

    当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

    小学館雑誌定期購読小学館のプライバシーステートメント問い合わせ広告掲載について

    © Shogakukan Inc. 2017 . All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。