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住まい・不動産

ブランド力抜群の刺激的な街「六本木」、住む街としての魅力は?

夜中になっても賑やかな六本木交差点付近

夜中になっても賑やかな六本木交差点付近

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「六本木(東京都港区)」について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 平成という時代もまもなく終わりますが、平成を振り返る特集で取り上げられる確率が非常に高いのが今回のテーマの「六本木」。芸能人がバブル期のエピソードを語る際、必ず出てくる名前の街です。「六本木ヒルズ」に代表されるように、現在でもブランド力は抜群の六本木ですが、住む街としての実力はどんなものなのでしょうか。

 鉄道は東京メトロ・日比谷線と都営大江戸線の2線。いずれのJRの駅からも遠く、行きにくい(=帰りにくい)街として有名でしたが、大江戸線の開通でその問題はいくらか解消されました。ただ、距離が大して離れていない上、街としての親和性が比較的高い渋谷に行きにくいのは相変わらず。タクシーに乗れば一本道ですが、酷い渋滞に巻き込まれることも少なくありません。

 道路状況は判断に悩みます。地図を見れば、六本木通りと外苑東通りが交差していて、飯倉方面からは国道1号に、青山一丁目方面からは青山通り(国道246号)にアクセスでき、首都高速の入り口もあるので、便利なように見えます。ただ問題は、まったくスムーズに走れないということです。

 六本木交差点付近は、ハザードを点けて停車している黒塗りの運転手付き車、荷捌きで停車する商用車、タクシーの乗り降り、警らのパトカーなどでカオスと化し、四六時中渋滞していて、それは24時を過ぎても変わりません(というか、むしろ悪化)。眼をみはるような高級車も多いので、運転に自信がなければ、車では立ち寄らないのが正解です。

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