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森永卓郎氏「10月の消費増税を見込んで買いだめしてはいけない」

 2018年10月18日の臨時閣議で、消費税率の引き上げを予定通り実施することを決定したとメディアが報じて以降、私のところにも「消費増税前に買いだめしておくとよいものは何か」という取材依頼が殺到した。

 それに対して、今回も消費増税が実施されない可能性が圧倒的に高いと私は見ているので、買いだめなので事前に準備すべきものは何もないと考えている。

 私の予想が外れたことを考えて、一応触れておくと、予定通り消費増税が実施されたとして買いだめしてよいのは、定期券や酒、タバコくらいのものだ。食料品は軽減税率によって税率が据え置かれるし、自動車や住宅は増税後に減税拡充が行なわれる予定となっている。また、消費増税が実施されれば日本経済がデフレに戻ってしまう可能性が高いので、余計なものを買うと、かえって損をしてしまうだろう。

 憲法改正を目論む安倍総理は、2019年7月の参院選で与党が3分の2以上の議席を死守するための秘策として、衆参同日選挙を狙ってくるだろう。そして、勝利を確かなものにするため、おそらく6月に消費増税の凍結を表明するのではないかと、私は考えている。

 つまり、私がお勧めしたいのは、6月まで待って消費増税が本当に実施されるかどうかがわかるまでは、何も準備をしないことだ。それを待たずに、例えば情報システムやレジを新しくするなど、コストをかけて様々な準備を行なうとバカを見る可能性がある。増税凍結となれば、それらの投資がすべて無駄になってしまうからだ。

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