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保険金請求の時効は死後3年、保険証券が見つからない場合は

 特約の場合は、手元に保険証券があってもわかりにくい。埼玉県在住の主婦、吉田泰子さん(仮名・44才)もこんな体験を語る。

「父の死亡時、生命保険の証券を確認していたら、入院保障の特約が付いていることに気づきました。父は亡くなる5年前にも手術と入院をしていて、確実に保険期間内。もしかしたら今からでも給付金が下りるかも…と思い、保険会社に問い合わせてみましたが、開口一番、入院からすでに5年以上経っているので『無効です』と言われてしまいました」

 医療保険も同様に、原則的に時効は3年だ。生命保険のなかには特約で入院保障などが付帯する商品もあり、契約した本人でも忘れていたりすると気づきにくい。

「保険証券の記載はわかりにくいため、専門家ではない人が、特約の分がもらえるかどうかを判断するのは難しい。証券を見ても、『もらえないな』と素人判断しがちです。迷った時は、保険会社に聞いてみましょう」(相続・終活コンサルタントの明石久美さん)

 時効後も、保険会社によっては支払いに応じてくれることもあるという。期限を過ぎていても、ダメ元で問い合わせはするべきだ。

※女性セブン2019年2月7日号

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