住まい・不動産

中央線を遊び倒せる街、冬は都心より3℃低い説ある「国分寺」の魅力

再開発で高層ビルも建った国分寺駅の北口

再開発で高層ビルも建った国分寺駅の北口

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「国分寺」(東京都国分寺市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 常に多くの乗客でにぎわう中央線の新宿~高尾間には、「高円寺」「吉祥寺」「国分寺」「西国分寺」と「寺」が付く駅が4つもあり、「八王子」と「西八王子」もあって、「じ」で終わる駅だらけですが、有名なのが「1寺1度の法則」。真冬に新宿から西に向かうと、寺が付く駅ごとに気温が1度ずつ下がるというものです。新宿が3度なら高円寺は2度、吉祥寺は1度、国分寺は0度(さらに「八王子」は-1度という説も)というものです。冬は都心より3度も低いと言われる国分寺ですが、そんなに“田舎”なのでしょうか。

 鉄道はJR中央線、西武鉄道の国分寺線と多摩湖線の3線。新宿までは20km以上ありますが、特別快速に乗ればわずか3駅、21分で到着します。一方、西武鉄道の2線については、西武球場や西武園に行く時は使うでしょうが、それ以外は用事がなければなかなか乗る機会がないかも知れません。それよりも隣駅の西国分寺を通る武蔵野線の方が使う機会は多くなりそうです。

 道路状況は良くありません。主要国道からはかなり離れており、高速道路の最寄りの入り口(中央道の国立府中)へも結構時間がかかります。駅周辺は、歩道と車道の区分がない道路も多く、子どもたち、ベビーカー、お年寄りなどは要注意です。駅から多くの路線バスが出ているので、車を持つよりも、積極的に公共交通機関を利用するのが良いでしょう。

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