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億万長者になるのは意外に簡単 1行で表す「お金持ちになる方法」

日本に「億万長者」は意外と多くいるという事実

 人は誰しも多かれ少なかれ「お金持ちになりたい」と思っている。そのために仕事を頑張り、コツコツと貯蓄をして、株や投資信託などで資産を運用したり、節約にも励んだりする。ただ、その道筋はいくつもあって、成功も失敗もする。正解を導き出すのも容易な話ではないだろう。

 人生設計に関する著書も多い作家の橘玲氏は、最新刊『人生は攻略できる』(ポプラ社刊)で「お金持ちになる方法はものすごくかんたんです。たった1行の数式であらわすことができます」と述べる。それが以下のものだ。

【お金持ち=(収入-支出)+(資産×運用利回り)】

 この方程式から、お金持ちになるには【1】収入を増やす、【2】支出を減らす、【3】運用利回りを上げる、の3つの方法しかない、ということがわかる。

 そのなかでまず肝心となる収入を増やす方法は2つ。【1】金融資本を金融市場に投資する、【2】人的資本を労働市場に投資する、である。橘氏が解説する。

「金融資本(お金)を株式や債券、不動産などの金融市場で上手に運用できれば、当然、金融資本は増えます。人的資本というのは『働いてお金を稼ぐちから』であり、『これからずっと働くことで、将来得られる収入の総額』を意味します。若いうちは金融資本がほとんどない代わりに人的資本が大きく、年をとるにつれて人的資本が減っていくので、その代わりに金融資本を増やしていく必要もあります」(橘氏・以下同)

 もっともお金持ちになるためには、必ずしも収入だけが多ければいいわけでもない。

「この方程式で『(収入-支出)』を利益とすると、利益を上げ続けることで貯蓄が継続でき、そこで複利効果が期待できます。この資産を複利で運用することで二重に複利の運用をすることになり、資産は大きくなっていきます。

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