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【ドル円週間見通し】米中協議継続でリスク回避の円買い後退か

・13日-17日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)3月経常収支 14日(火)午前8時50分発表予定
・予想は+2兆9797億円
 参考となる2月実績は+2兆6768億円。貿易収支の黒字幅が拡大。海外企業から受け取る配当金や投資収益を示す第1次所得収支の黒字は2兆145億円。3月については第一次所得収支の黒字額が2月実績を上回る見込みであることから、全体の黒字額は2月実績を上回る可能性が高い。

○(欧)1-3月期ユーロ圏域内総生産改定値 15日(水)午後6時発表予定
・予想は、前年比+1.2%
 速報値は前期比+0.4%、前年比+1.2%で市場予想を上回った。ユーロ圏のサービス業PMIはまずまず順調だが、製造業PMIは弱含み。個人消費、企業設備投資はまちまち、外需の寄与度は全体的にはプラスになるとみられており、成長率は速報値と同水準になるとみられる。

○(米)4月小売売上高 15日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる3月実績は前月比+1.6%で市場予想を上回った。自動車・同部品の売上増が寄与した。オンラインの無店舗小売りなども好調。4月については、自動車の売上高がやや減少すると予想されるが、オンライン販売、家具類、衣料などの売上も順調であると予想されており、前月比プラスとなる可能性がある。

○(米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 17日(金)午後11時発表予定
・予想は、97.9
 参考となる4月確報値は97.2で速報値96.9から上方修正された。5月については金融環境に大きな変化がないことや雇用情勢はまずまず良好であることから、4月実績をやや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・14日(火):(欧):3月ユーロ圏鉱工業生産、(欧)5月ユーロ圏ZEW景況感調査
・15日(水):(中):4月鉱工業生産、(中)4月小売売上高、(独)1-3月期国内総生産、(米)4月鉱工業生産、(米)3月企業在庫
・16日(木):(欧)4月ユーロ圏貿易収支、(米)4月住宅着工件数
・17日(金):(米)4月景気先行指数

【予想レンジ】
・予想レンジ:108円50銭-111円50銭

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