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誰でもできる裁判傍聴の手続き紹介 有名裁判では数千人が行列も

注目の裁判では傍聴券を求めて多くの人たちが殺到するという(イメージ)

注目の裁判では傍聴券を求めて多くの人たちが殺到するという(イメージ)

 今年の上半期もさまざまな事件が起きた。最近では、麻薬取締法違反の罪で有罪判決を受けたピエール瀧(52才)の判決公判で、東京地裁の小野裕信裁判官が5分にもわたる説諭をしたことが話題となったが、原則的に裁判は公開されているため、誰でも傍聴することができる。

 では、どのようにすれば傍聴できるのか。司法ジャーナリストの長嶺超輝さんが解説する。

「東京地裁(以下、地裁)の場合は月~金曜の午前は10~12時、午後は13~16時まで開廷しており、さまざまな裁判が行われています。地裁の建物の入り口で手荷物検査を受けてから、1階ロビーの守衛ボックスにある開廷表を入手すれば、その日に審理される事件の時間などを確認できます。担当裁判官が誰なのかもわかりますよ」

 ただし、芸能人などが起こした事件の裁判は、傍聴券を抽選で当てないと傍聴できないケースが多い。

 抽選の場合は、開廷1~3時間前までに抽選券が配られる。過去の例では、約20席の傍聴席に対し、元アイドルの酒井法子(48才)の裁判は6615人、元プロ野球選手の清原和博(52才)の時は3769人が並んだ。注目の裁判では締め切りの1時間前には裁判所の交付場所に着いておこう。傍聴券交付情報は各裁判所のホームページで確認できる。

 事件ばかりがクローズアップされ、担当裁判官が注目されることはほとんどないが、裁きの場である法廷には、個性あふれる裁判官の名言もあふれている。興味を持った人は、一度、傍聴に行ってみてはいかがだろうか。

※女性セブン2019年9月12日号

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