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キャッシュレス化で「ATM離れ」? 利用頻度が減ったユーザーの声

現金払いの減少がATMの利用頻度にも影響か(イメージ)

現金払いの減少がATMの利用頻度にも影響か(イメージ)

 急速に普及するキャッシュレス化の波に押されるかたちで、ATMの利用者が徐々に減ってきているという。マイボイスコムが2019年1月に実施した調査では、3年前と比べてATMの利用頻度が減ったという人が2割弱。同年10月には消費増税とともにキャッシュレス決済時のポイント還元制度がスタートしたこともあり、その数字はさらに増えていることが予想される。実際に「ATM離れ」をしつつあるユーザーはどう感じているのか。その本音に迫った。

 30代の男性会社員・Aさんは、キャッシュレス化にシフトしたことでATMを使う機会がなくなったと話す。

「以前は生活費として、定期的にまとまったお金をATMから出金していました。今でも急な出費なときには、コンビニのATMを利用しますが、手数料がかかることもあって、地味にイラっとします。でも、〇〇ペイやクレジットカード払いで現金そのものを使う機会が少なくなると、ATMの利用頻度も激減し、ストレスも減りました」(Aさん)

 それでも税金や光熱費はしばらく、現金で払っていたというAさん。クレジットカード払いにできること知り、切り替えた。今では、もはやATMの必要性を感じなくなっているという。

「クレジットカード3枚、電子マネー(Suicaなど)、〇〇ペイ系2種で、ほぼ事足りています。飲み会などで自分がお店を選ぶ時は、キャッシュレス対応のところが基本。他の人が予約したお店で現金決済しかできないことがあると困るので、そういうときのために一応少しだけ現金を持ち歩くようにはしていますが、最近わざわざATMで現金を出金したのは、ご祝儀やお年玉の時くらいです」(Aさん)

 別の30代男性会社員・Bさんにとって、ATMは何かとストレスがたまるものだったという。

「現金が必要になると、ATMからお金を下ろさなければならないのですが、自分の銀行のATMを探すという行為が面倒でした。妥協してコンビニのATMを使えば、手数料をとられるという罰ゲームが待っている。それが頻繁になれば、年にどれくらい無駄なお金になるのか……。キャッシュレスで決済できるお店が増えて、お金をおろす機会が減ったのは本当にうれしいです」(Bさん)

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