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宝くじ誕生から75年の歴史 第1回はハズレ4枚で煙草10本と交換

一攫千金の夢を求める長い行列(写真は1968年当時。時事通信フォト)

一攫千金の夢を求める長い行列(写真は1968年当時。時事通信フォト)

 1等・前後賞合わせて1億円が当たる「宝くじ発売75周年記念くじ」(1枚200円)が、全国の宝くじ売り場で発売中だ。そこで今回は、誕生から75年が経った宝くじの歩みを簡単に振り返ってみよう。

 記念すべき第1回発売は、1945年10月29日のこと。「政府第1回宝籤」という名称で、1枚10円で発売。当時は日本政府が発売していた。1等は10万円で、ハズレくじ4枚とタバコ10本が交換できた。

 宝くじは、1954年までは日本政府が発売していたが、その後、いくつかの地域が一つになって発売するようになり、現在の「関中東くじ」や「西日本くじ」といったブロックくじの原型となっている。

 1975年に「30周年記念宝くじ」、1985年に「40周年記念シートくじ」が登場。同組同番号の3枚が横につながっていたため、長さ45センチもの細長い宝くじとして発売された。

 そして1995年には「50周年記念宝くじ」が発売されるとともに、マスコットキャラクター、クジラのクーちゃんが誕生した。2005年の「年末ジャンボ宝くじ」では、特別賞として「60周年記念賞」が設けられ、2015年に発売の「70周年記念くじ」を経て、今回の「75周年記念くじ」に至る。

 今回の「75周年記念くじ」の販売期間は4月28日までだが、発売総額は日本全国で40億円しかない。昨年の年末ジャンボ宝くじが1380億円だったことから、いかに少ないかがわかるだろう。追加で発行されることもないため、早目に買い求めるようにしたい。

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