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【日本株週間見通し】日経平均は5週連続上昇 今週も続くのか

 今週の日経平均は、11日のメジャーSQを控えてインデックスに絡んだ売買に振らされやすい展開となりそうだ。日経平均は5日移動平均線がサポートする強い上昇トレンドに変化は出ていない。ただ、いずれも26800円台で上値が抑え込まれており、踊り場に差し掛かった動きとなっている。加えて直近の日経平均、NYダウともにボラティリティが低下している。

 新型コロンワクチンに対するニュースにNY、東京ともに一喜一憂する流れも継続しそうだ。米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンは、15日に出荷開始が予定されているが、4日にはファイザーが年内の供給目標を引き下げたと伝わったことが懸念されるなど強弱材料が混在した。そして、FDA(アメリカ食品医薬品局)のワクチン諮問委員会は10日開催の会合で、ファイザーのデータを検証し、ワクチンを承認するかどうかについてFDAに勧告するスケジュールが控えている。承認されればマーケットの好感材料となる見込みだ。ちなみに、米製薬企業モデルナのワクチンについては今月22日に出荷開始の予定という報道もある。

 こうしたワクチン絡みのトピックスもあり、メジャーSQに向けてロールオーバーの商いが中心となり、国内外の機関投資家が大きくポジションを取りに行く動きは想定しにくく、短期的な売買に限られそうだ。翌週には今年最後のFOMC(15-16日)と日銀金融政策決定会合(17-18日)を控えていることから、手控えムードも誘いやすくなる。

 トレンドが見極めにくい週となり、メジャーSQも控えていることから大型株には手掛けにくさが出て、中小型株を中心としたテーマ株物色などでの短期的な値幅取り狙いが中心になってくる見込みだ。

 4日の東京市場では、東証1部でモリテックスチール<5986>、古河電池<6937>、東証2部では黒田精工<7726>、FDK<6955>、ジャスダックでは小田原エンジニアリング<6149>、田中化学研究所<4080>、ニッポン高度紙工業<3891>とEV(電気自動車)関連の株価上昇が目立つ展開となり、物色人気をリードしそうだ。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、7日に10月景気動向指数、8日に10月家計調査、10月毎月勤労統計調査、7-9月期GDP確報値、11月景気ウォッチャー調査、9日に11月マネーストック、10月機械受注、10日に10-12月期法人企業景気予測調査、11月国内企業物価指数、11日にメジャーSQ算出日がそれぞれ予定されている。

 一方、米国など海外主要スケジュールは、7日に米10月消費者信用残高、中国11月貿易収支、8日に米大統領選挙における州の選挙結果の認定期日、選挙人を指名、9日に中国11月生産者物価・消費者物価指数、10日にECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、EU首脳会議(11日まで)、米11月消費者物価指数、米11月財政収支、11日に米11月生産者物価指数、米12月ミシガン大学消費者マインド指数、米新型コロナワクチンの優先接種見通しが予定されている。

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