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あんしん保証(7183):安定的収益基盤軸に事業拡大が見込まれる

あんしん保証(7183)市場平均予想

tomatsu160808

企業概要

(1)従来の「滞納報告型」商品のリスクを取り払った商品「事前立替型」で先駆

 同社は連帯保証人制度に代わる機関保証会社として、家賃債務の保証事業を全国展開しています。

 近年では、賃貸契約で必要とされた連帯保証人は要求されることなく、保証会社に加入することで部屋を借りることができるようになり、多く保証会社が存在します。そのような業界の中で同社の特徴は、入居者(賃借人)が家賃等を支払う期日より前に全額立替払いを行う「事前立替型」保証商品を提供していることです。

~「事前立替型」保証商品で特許の取得に成功~
 事前立替型保証商品は、2008年にビジネスモデル特許を取得した業界でも同社だけの商品です。

 従来の「滞納報告型」保証商品は業界でも主流の手法で、家賃等の滞納が発生した場合に代位弁済を行うものですが、煩雑な家賃管理事務や家賃未回収リスクなどを含んでいます。そこで、同社はこういったリスクを取り払った「事前立替型」保証商品を開発したのです。

注目ポイント

 足元では好調な業績に加え、加盟店増、そしてそれに伴う会員増が加速している状況であるほか、事業提携による事業拡大が図られています。

 同社の事業「事前立替型」保証商品は、不動産管理会社(賃貸人含)にとっては家賃未回収リスクや事務的煩雑を排除し、入居者にとっては代理人不要というメリットと、三方よしのビジネスと言えます。

 他にない事業モデルであることに加え、引き合いの強いビジネスだと思います。月額の収入源ということになるため、会員基盤が拡大するにつれ同社の収益も増大していくことになるストック収益モデルでもあり、事業は安定した収益を獲得していく事ができます。

 市場環境としても、核家族化、婚姻率の低下と賃貸市場は拡大傾向が続くと予測されていることからしばらく追い風が吹くことになります。

 さらに、同社は保証会社として健全な財務基盤を持っている点も評価すべきところです。現金預金11億4000万円(総資産の51.4%)、流動比率432.5%、固定比率5.0%、自己資本比率77.2%、そして有利子負債はゼロです。

 株価は、きれいに推移しています。同社の場合、フィー&ストックビジネスなので売上以上に利益が積み増しされていくことになります。そのため株価も業績に従って綺麗に推移していくものと思われます。

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