中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

自分に合った「出張時のホテル選び」 7項目の優先順位を決めよう

 すると、コレが便利でした。まず、羽田空港からは、モノレールだろうが京急だろうが、どちらでも大門・浜松町に止まってくれる。そこから大江戸線に乗り換えれば六本木まですぐですし、タクシーでも1000円ほど。六本木の仕事が深夜まで及んでも、歩いてホテルまで帰れます。妻も大江戸線を使えば、築地(築地市場)も浜松町(大門)も一本です。

 では、次に立地・交通の便以外の要素も見ていきましょう。【2】の「価格」は言わずもがなですが、私が泊まるホテルの最多価格帯は1泊3000円台です。【3】近所にコンビニの有無については、緊急事態宣言の時は特に重要でした。これがあれば、少なくとも食と酒にはありつける。そして銀座と六本木の宿で決定的に違ったのが、【4】備品でした。私の場合、人生でもっとも大事なものの一つがビールなのですが、銀座の宿は冷蔵庫がなかったんですよ……。「保冷庫」とも言えそうなもので、電源を付けると若干温度は下がるものの、冷たくはならない代物でした。そのため、飲み物を買ったら氷も一緒に買って冷やすという手間がありました。六本木の宿は冷蔵庫があるので安心でした。

【5】周囲の食・買い物環境については、これからは重要になっていくかもしれませんが、少なくとも緊急事態宣言下では重要度は低かった。やはりコンビニと冷蔵庫の有無のほうが優先順位は高かった。【6】アメニティについて、そんなに大差ないかもしれませんが、六本木の宿には無料の新聞があるので私は重宝しています。【7】従業員の雰囲気ですが、今は自動チェックイン・チェックアウトも多いため、特に接する機会もない。掃除の担当者も基本的に変な人はいないので、あまり変わらないかもしれません。

 というわけで、現在私が一番気に入っているのは六本木の某宿。多分、これからは変えないでしょう。緊急事態宣言が明けた10月の出張時には、【5】周囲の食・買い物環境で六本木という街の底力を感じました。六本木自体に多種多様な料理があり、麻布十番は近いしビックカメラもドン・キホーテもある。多分、今後はここが定宿として定着していくことでしょう。このように、出張時が多い人は、自分なりの優先順位をつけてホテル選びをすれば気に入った宿が見つかると思いますので、参考にしてください。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。

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