家計

「お金を貯めたくても貯まらない…」私たちが失敗した貯金方法の落とし穴

 Bさんが「課金したつもり貯金」を始めてから3か月が経ったところで、事件が起こった。

「せっかくそれまで我慢していたのに、私の好みにドンピシャなキャラが登場したことから、理性が壊れてしまいました。しかも久しぶりに課金したのに、お目当てのキャラが手に入らず……。

 そもそも本気で貯金したいなら、スマホゲームを引退すればいい話なのですが、それは無理。やっぱり月々数千円くらいの課金は娯楽費として僕には必要なのかもと思い、今よりも安い家賃の家に引っ越すとか、サブスクを解約するとか、何らかの固定費を削減して、その分を貯金にまわそうかなと考え中です」(Bさん)

支出を減らすんじゃない。収入を増やせばいい

 支出を減らしてお金を貯めることを諦めて「収入を増やす」という考えに至った人もいる。IT企業で働く30代男性・Cさんは、今の給与からお金を貯めるのではなく、収入を増やせば自然に増加分はお金が貯まるはずだ、と考えて実践を試みた。

「平日は会社で働き、土日や祝日は副業やアルバイトをしていた時期がありました。確かに収入は増えましたが、体だけでなく精神も悲鳴を上げてしまい、半年でギブアップ。確かにお金は少し貯まりましたが、疲れた後に暴飲暴食して出費も増えました。さらには腰痛持ちになったことで、医療費までかかるという結果に……。現在は、少し余裕ができた分を投資に回しています」(Cさん)

 貯金の失敗にも、いろいろなケースがあるようだ。

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