マネー

現役生保社員が暴露する保険販売の裏側 正社員や生保レディーの年収は

大手保険会社ほど、人件費などのコストがかかり、保険料は高くなる傾向にあるという(イメージ)

大手保険会社ほど、人件費などのコストがかかり、保険料は高くなる傾向にあるという(イメージ)

「生命保険は、もしものときのためのお守り」。もちろん、その考え自体は間違いではない。しかし、そのために支払う保険料は「生涯で住宅の次に高い買い物」といわれていることを知っている人は少ない。何かとお金がかかる時代に、いつまでも「保険はよくわからないから」では済まされない。

 本当にそれだけのお金を払う価値があるのか。業界事情をよく知る現役生保レディーのA子さん、保険代理店支社長のB男さん、保険代理店を営むC太さん、大手保険会社派遣社員のD美さんの4人に“本音”を聞いた。【全4回の第1回】

大手生保正社員は「ボーナス800万円」

 まず、加入者が支払う保険料の内訳は、将来の保険金の支払いに充てられる「純保険料」のほか、人件費、広告宣伝費、運用費などの「付加保険料」がある。その割合が高いか低いかは各社によって異なるが、テレビでよく見る生命保険のCMなどの広告宣伝費も当然、加入者が支払う保険料から出ている。これは、間違いない事実なのだ。

 特に、国内大手の日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命は、人件費などさまざまなコストがかかるため、保険料は高くなる傾向にある。

A子:広告宣伝費が多いのは、一部の国内大手とアフラックでしょうか。それから最近よくCMを見るライフネット生命は、広告費に51億円かけている。でも、ライフネットはこの情報を公開していますし、ネット保険なので人件費がかからない。保険料は大手と比べて圧倒的に安いのではないでしょうか。

 かんぽ生命は疑問に感じるところが多い。仮に50才女性が保険金1000万円の定期保険に加入した場合、月々の保険料はライフネットよりも1300円も高い。保障内容は同じなのに、10年加入すれば15万円以上も損します。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。