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予定利率6%のものも!解約してはいけない「お宝保険」の見分け方

加入し続けた方がいい「お宝保険」の見分け方(イメージ)

加入し続けた方がいい「お宝保険」の見分け方(イメージ)

 コロナ禍による生活への負担増で、家計の見直しを考える人も少なくない。なかでも、保険はしっかりと見極める必要があるだろう。

 月々払い続けていると気づきにくいが、生涯支払う保険料の総額は思いのほか高い。2018年の生命保険文化センターの調べによると、1世帯あたりで1年間に支払う生命保険の保険料は平均して38.2万円にもなる。

 仮にこれを30年間支払うと1146万円、40年間なら1528万円にもなる。生命保険が「マイホームの次に高い買い物」といわれるゆえんはこれだ。

「“保険料が高い”と感じるようであれば、その時点で、特約のつけすぎなど、保険商品の選択が間違っています。保険料が高い終身保険など、月々の保険料が家計を圧迫しているなら、解約を考えてもいいでしょう」(ファイナンシャルプランナーの横川由理さん)

20年前に入った保険は“お宝”の可能性大

 ただ、なかにはすぐに解約しない方がいい「お宝保険」もある。

「現在の終身保険の予定利率が0.25%ほどしかないのに対し、1996年3月までに契約した終身保険は、予定利率が3.75%もありました。つまり、15倍近く開きがあるのです。20年以上前に契約した終身保険がある場合は、解約せず大切にとっておいてほしい」(横川さん)

 さらに、バブル期の1985年4月1日~1992年頃までは、利率6%のものもあったというから驚きだ。そこから徐々に利率は下がるが、それでも1999年3月までのものなら、予定利率は2.75%ほどだ。

「いまの超低金利から考えると、2000年より前に契約したものは“お宝保険”といえます。保険会社にとっては不利になるため、見直しを勧めてくる可能性がありますが、解約しない方がいいでしょう」(保険評論家の長尾義弘さん)

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