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2022年に「創業100年」を迎える企業 それぞれの“長生き”の秘訣

スポーツ用品店のスポーツタカハシ(写真/同社提供)

スポーツ用品店のスポーツタカハシ(写真/同社提供)

「これからはスポーツや!」

 大阪ミナミ・心斎橋のアメリカ村を拠点にするスポーツ用品店のスポーツタカハシは“ナニワ密着”を徹底する。同社の高橋勝彦社長が語る。

「創業者の高橋勝雄はもともと難波新地で旅館業に携わっていました。その高橋が野球を観戦して、『これからはスポーツや!』と野球道具などの販売を始めたことが創業のきっかけです」

「Something New(新しい何か)」を企業理念に掲げる同社は新たなスポーツカルチャーを積極的に取り入れる。1960~1980年代はスキーブームが収益の基盤になり、その後もサーフィン、スノーボード、マラソンなどの流行をいち早く掴んでいまや大阪では“スポタカ”と言われる存在に。

 そんな同社が現在、力を入れるのは、コンピューターゲームをスポーツとしてとらえる「eスポーツ」事業。アメリカ村を拠点にeスポーツの発信を続けている。

「若者の聖地であるミナミにeスポーツが定着すれば、さらなる街おこしにつながります。大阪は東京と比べると地域の結びつきが強いので、これからもミナミの発展に貢献していきたいです」(高橋社長)

 1925年の大阪万博をステップに、店も地域もさらなる飛躍をめざす。

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