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「違うの買えばよかった…」在宅勤務用の椅子選びに失敗した人たちの後悔

在宅勤務用の椅子選び、どこに落とし穴があった?(イメージ)

在宅勤務用の椅子選び、どこに落とし穴があった?(イメージ)

 コロナ禍も3年目に突入。この間、テレワークの普及にともない、在宅でも仕事ができる環境を整えた人は少なくないだろう。設備面でパソコンや外部モニターも重要だが、快適に仕事を進めるためには「椅子」も欠かせない。特に長時間座りっぱなしの人は、椅子が合わないと肩こりや腰痛にもなりかねないだけに、慎重に選びたいところ。「在宅勤務用の椅子選びに失敗した」という人たちに実体験を聞いた。

在宅勤務がこんなに続くとは思わず…

 メーカーに勤務する40代女性・Aさんは当初、在宅勤務は一時的なものですぐに出勤に切り替わると思っていたため、仕事用の椅子はダイニングチェアで代用していた。

「勝手に新型コロナウイルスはすぐに収まるものと思っていたので、お金はかけたくないと思い、ダイニングにある木製のチェアでしのいでいました。でも在宅勤務では、意識的に立ち上がらないと本当に座りっぱなし。肩、腰、おしり、太ももの裏まで痛くなって、体が悲鳴を上げ始めました。特に腰痛がひどくて、軽度のぎっくり腰になったことも」

 しっかりとした仕事用の椅子を購入も考えたが、ここでも「出勤にすぐ変わる」という希望的な観測が顔をのぞかせ、「安物」で済ませてしまった。

「ネット通販で、数千円のひじかけのないオフィスチェアを購入しました。でも、数か月で座面のクッション性がなくなってしまいました。座布団を購入して上に敷き、ごまかしていましたが、腰痛がひどくなる始末……。椅子のせいかと思って、新しくワンランク上のひじかけ付きで背もたれが高いハイバックモデルを買いましたが、今度はリクライニングのスプリングが強くて傾きにくくて、これも腰に負担がかかりました」(Aさん)

 在宅勤務開始から約1年後、Aさんが待望した週2~3日ほどの出勤がスタート。出社時に職場にあったオフィスチェアに久しぶりに座ったところ、いたく感動したという。

「総務の人から『椅子が余っているから、あげようか? 配送してもいいよ』と言ってもらいましたが、さすがに恥ずかしかったので、同じモデルをネットで見つけて購入しました。約8万円の高い買い物でしたが大満足。なぜ早く職場と同じものを買うという発想に至らなかったのか……。まさかここまでコロナが長引き、在宅勤務が続くとは思わずケチったのが災いしました。安物買いの銭失いでしたね」(Aさん)

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