マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

ビジネス

経常減益の「吉野家」と増益の「すき家」 新商品開発が業績回復スピードに影響か

2022年6月11日 7:00 週刊ポスト

「すき家」の業績が伸びた要因は?(時事通信フォト)
「すき家」の業績が伸びた要因は?(時事通信フォト)

 コロナ禍で外食産業は大きなダメージを受けた。そうしたなかで各社の決算の中身を見ていくと、同じようなサービスを提供しているにもかかわらず、業績に差が出ている業界もある。

 牛丼業界はコロナ禍でテイクアウト需要が伸びたが、店内飲食が減り、他の飲食業より傷は軽いとはいえ、2020年はすき家、吉野家ともトータルでマイナスになった。2021年はすき家も吉野家もプラスに転じたが、そこに差が出ている。日本金融経済研究所代表理事の経済アナリスト、馬渕磨理子氏が言う。

「結論から言うとすき家の強さが明らかです。業績で見ると2022年2月期の連結で吉野家の営業利益は24億円の黒字浮上となり、今期の見通しも34億円ですが、経常利益で見ると前期156億円の黒字が今期は54億円に下がる見通しです。利益の伸び悩みが見られる。

 一方のすき家はゼンショー全体で見ると、前期の営業利益が92億円でしたが、今期の見通しは250億円と2.7倍です。経常利益も231億円で増収増益です」(前出・馬渕氏)

 ゼンショーの回復が圧倒的に早いという。理由は何か。

「好調の要因は、商品開発にあると見ています。既存の商品も変わらず人気で、『ほろほろチキンカレー』などの新商品の魅力や打ち出し方もよい。吉野家の懸念材料は投資キャッシュフローでみれば、51億円から3億円に大きく投資額を落としていること。

 それに対してゼンショーは、235億円から315億円と増やしています。伝統を守ることも大事ですが、吉野家も先行投資して挑戦していくべきではないでしょうか」(同前)

 ここから吉野家の巻き返しはあるのか。

※週刊ポスト2022年6月10・17日号

「吉野家」のここからの巻き返しはあるか?(写真/AFP=時事)
「吉野家」のここからの巻き返しはあるか?(写真/AFP=時事)
不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【2021年版】不動産一括査定25サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

注目記事

【実取引データ】ほったらかしFX自動売買 3か月で1000pips超の利益

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。