マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

ビジネス

本当に「良識の府」として機能しているか? 問われる参議院の存在意義

2022年6月27日 6:00 女性セブン

参院選を前に参議院の存在意義をあらためて考える(時事通信フォト)
参院選を前に参議院の存在意義をあらためて考える(時事通信フォト)

 コロナ禍にロシアのウクライナ侵攻が重なり、世界中で急激に物価が上昇。各国政府がその対策に追われている。だが、わが国が他国と決定的に違うのは、賃金が一向に上がらないこと。その期間は30年にわたる。日本の経済や政治はどうなるのか──。

 7月10日に参議院選挙の投開票が行われる。定数248人のうち、100人が比例代表で選出、148人がそれぞれの選挙区で争う。今回選ばれるのは、神奈川選挙区で欠員となっている非改選の1議席と比例代表50人を合わせた計125人だ。

 だがこれは、ただの125人ではない。衆議院の任期が4年で解散があるのに対し、参議院の任期は6年(3年ごとに半数改選)で、解散はない。これが、参議院が「良識の府」「理の政治」といわれるゆえんだ。

 それは裏を返せば、今回選ばれる125人に、この先6年間、国を任せるということ。議員はもちろんだが、選ぶ側の責任も重い。

 たびたび「衆議院のカーボン・コピー」などと揶揄され、参院不要論を説く有識者も少なくないが、明治大学教授で経済学者の飯田泰之さんは、参議院議員の存在意義は非常に大きいと強調する。

「1993年までは、衆院選は1選挙区から複数の議員を選出する中選挙区制でした。実力者は選挙に通りやすく、選挙に不安がないため、衆議院議員も、落ち着いて政策に取り組むことができていました。しかし現在は小選挙区比例代表並立制。勝負がシビアになり、風次第で当否に影響が出るようになったのです」(飯田さん)

 比例代表で復活当選したとしても“選挙に弱い”というレッテルを貼られるため、衆議院選ではどうしても、人気取りに必死になる。だからこそ、腰を据えて政治に取り組める参議院が必要なのだ。経済評論家の加谷珪一さんが言う。

「実のところ、いまの参議院が“良識の府”としての役割を果たせていると言い切るのは難しい。しかし、参議院は今日明日の利権ではなく、俯瞰的、長期的な政策を議論できる場なのは事実です。今回の参院選では、そうした大局的な考えを持つ人が選出されてほしい」

不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の完全マニュアル
不動産売却の初心者でも安心!プロが選ぶおすすめの不動産査定サイト
不動産売却の初心者でも安心!プロが選ぶおすすめの不動産査定サイト
不動産を売却するときに必要な6つの手順
不動産を売却するときに必要な6つの手順

注目記事

【実取引データ】ほったらかしFX自動売買 3か月で1000pips超の利益

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

SNSでマネーポストWEBをフォロー

  • facebook:フォローする
  • twitter:フォローする

【お知らせ】

2021年4月1日以降の価格表示に関して

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。