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ライフ

高級ホテルのような空間で優雅なバス旅を実現 「究極の豪華ツアーバス」2選

ホテル感覚のラグジュアリーバスも登場(写真は『グランデイズ』)

ホテル感覚のラグジュアリーバスも登場(写真は『グランデイズ』)

 知らないうちに、観光バスはここまで豪華に進化していた──。

「2015年頃から観光バスの高級化が進み、『飛行機のファーストクラスは高嶺の花すぎて無理でも、バスのファーストクラスなら手が届く』と、豪華ツアーバスの利用者が増加しました。コロナ禍に入ってからもその傾向は続き、『バスは目的地へそのまま連れて行ってくれる楽な移動手段』と年配者に人気を博し、豪華バスのニーズがぐんと高まりました」

 そう話すのは、旅行ジャーナリストの村田和子さん。

「なかでも究極の豪華ツアーバスといえるのが、クラブツーリズム『クラブツーリズムファースト』と西鉄バス『グランデイズ』の2つです。このほか、クラブツーリズムの女性専用ツアーバス『ボヌール号』や、はとバスの『ピアニシモ』など、より身近で使いやすい豪華バスツアーも人気です」(村田さん・以下同)

 8月に起きた名古屋の高速バス事故など安全面が気になるところだが……。

「安全対策は各社ホームページで確認できます。安全への取り組みを評価・認定している貸切バス事業者安全性評価認定制度『セーフティバスマーク』や、国土交通省ホームページで過去の行政処分の有無をチェックするといいでしょう。

 何の説明も載っていない場合は、そのバス会社は避けるのが無難といえます」

 以下、村田さんが「究極の豪華ツアー」と評した、2つのバスに乗れるツアーを紹介しよう。(※ツアーは天候などによるコースの変更・中止、または満席・催行中止の場合があります。詳細は各社へ直接問い合わせを)

水戸岡鋭治氏デザインのバスで贅沢な旅を体験

【クラブツーリズム】クラブツーリズムフアースト

【クラブツーリズム】クラブツーリズムフアースト

【クラブツーリズム】クラブツーリズムフアースト
 九州新幹線など数多くの鉄道デザインで知られる水戸岡鋭治氏が手がけた豪華バス。クラシカルなサロンをイメージした車内は、木材を多用し、温もりのある茶色のトーンで統一されている。天井には寺院や宮殿など格式を重んじる部屋に使われる格天井をバスで初めて採用し、高級感あふれる空間を演出している。座席は3席6列で、定員は17人。座席には木目調のひじ掛けと足置き、跳ね上げ式のテーブル、シート枕のほか、本革の荷物入れが付く。車内用に、オリジナルスリッパやオリジナルひざ掛けの貸し出しサービスも行っている。

頭上に荷物棚がなく、開放感のある車内。全座席に充電用USBポート、車内Wi-Fiなども装備している

頭上に荷物棚がなく、開放感のある車内。全座席に充電用USBポート、車内Wi-Fiなども装備している

車内にはバーカウンター(コロナ禍でカフェサービスは中止)や独立洗面台、トイレを装備

車内にはバーカウンター(コロナ禍でカフェサービスは中止)や独立洗面台、トイレを装備

・秋からの主なツアー
【1】『水信フルーツパーラーでアフタヌーンティー「YOKOHAMA AIR CABIN」』日帰り(10/17・20・25・28、東京23区出発、3万5000円)。
【2】『日光東照宮たっぷり2時間滞在と日光金谷ホテルで選べるコースランチ』日帰り(12/21東京23区出発、3万4000円)。

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