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思い出は簡単に捨てられない? 昔来た大量の年賀状の整理・処分をどうしてるか聞いてみた

捨てるに捨てられずたまっていくばかりの年賀状、どう整理すべきか(イメージ)

捨てるに捨てられずたまっていくばかりの年賀状、どう整理すべきか(イメージ)

 今年も年賀状シーズンがやってきた。年賀状の準備に追われている人もいれば、すでに「年賀状じまい」を終え、余裕を持った年末を過ごしている人もいるだろう。とはいえ、年賀状じまいをしていようといまいと、共通する悩みとして浮上するが、昔からたまっている大量の年賀状の整理問題だ。こと手書きの年賀状は捨てにくいもの。自宅に眠ったままの年賀状を、みんなどうしているのだろうか。実際に整理・処分したという人たちにその方法を聞いてみた。

年別にファイリングしアルバムと住所録として使用

 50代主婦・Aさんは昨年、「年賀状じまい」を終えて一息ついたが、保管していた年賀状の整理問題に直面している。

「年賀状しか交流しかない人も多くて、こちらが送ったのに、後から返してくれる人もいればまったく帰ってこない人も増えました。正直、書くのも手間だし、思い切って年賀状じまいしました。ただ次の問題として、20年分くらい貯めたままだった年賀状をどう処分するべきか頭を抱えています」(Aさん)

 Aさんは「年賀状は思い出でもあるから厄介」と苦笑しながらも、大量の年賀状と向き合っている。

「交流がなくなった人、形式的なやりとりしかない人は、思い切ってシュレッダーにかけ、捨てることにしました。今も交流がある人や、印象深い写真やメッセージのある年賀状は、取っておくつもりです。私は当時のことを思い出して作業がなかなか進みませんが、夫は年賀状にこだわりがなく、お世話になった上司と可愛がっていた後輩からの年賀状以外は、『捨てていい』とのこと。

 息子も全部捨てていいとのことでしたが、後で全部チェックさせます。意外な収穫だったのは、幼い息子と一緒に作った干支のハンコを押した、書き損じた年賀状も出てきたこと。プリントゴッコで作ったものもあり、懐かしい気持ちになりました。年別にファイリングして、アルバムと住所録を兼ねたものとして利用できたらと思っています」(Aさん)

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