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【ドル円週間見通し】金融引き締め長期化の思惑からドルは下げづらいか

・12月12日-16日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日) 日銀短観10-12月期調査 14日(水)午前8時50分発表予定
・大企業製造業DIの予想は+7
 参考となる7-9月期の実績は+8。4-6月期との比較で1ポイント悪化した。非鉄金属、石油・石炭の業種における悪化が目立った。10-12月期については物価高など影響で前回調査における先行き予想が悪化すると回答した企業が多いことから、DIの変化幅はマイナスとなる見込み。

○(米)FOMC会合 14日(水)日本時間15日午前4時結果判明
・予想は0.50ポイントの利上げ
 FRBパウエル議長は11月30日に行った講演で「政策金利引き上げのペースを落とす時期は、早ければ12月の会合になる可能性がある」と述べており、今回のFOMC会合で0.50ポイントの追加利上げが決まる見込み。ただし、パウエル議長は過度な利上げによって景気を大幅に悪化させるリスクに配慮するとみられる。

○(中)11月小売売上高 15日(木)午前11時発表予定
・予想は、前年比-4.0%
 参考となる10月実績は-0.50%。新型コロナウイルスの感染抑制のために厳しい移動制限措置が導入されており、経済活動を圧迫している。11月についてはこの影響が強まることから、大幅な減少となる見込み。

○(欧)ECB理事会 15日(木)午後10時15分結果発表予定
・予想は、0.50ポイントの利上げ
 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はインフレ率を2%程度まで引き下げることにECBはコミットしているとの立場を明らかにしており、ユーロ圏の経済活動の大幅な減速が予想されているものの、今回を含めて2023年も利上げを継続するとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12日(月):(英)10月鉱工業生産
・13日(火):(米)11月消費者物価コア指数
・14日(水):(欧)10月ユーロ圏鉱工業生産
・15日(木):(中)11月鉱工業生産
・16日(金):(欧)12月S&Pグローバルユーロ圏製造業PMI、(米)12月S&Pグローバルサービス業PMI

【予想レンジ】
・134円00銭-138円00銭

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