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東京下町「激安弁当店」大繁盛の舞台裏 SNSを駆使して集客「200円弁当は継続していきたい」

取材日の200円弁当のおかずは、コロッケ2個かアジフライ1枚

取材日の200円弁当のおかずは、コロッケ2個かアジフライ1枚

「ネットで知ってスペインから買いに来た」

 経営は順調で、昨年12月の売り上げは853万円だった。コロナ禍で中食需要が増えたときは月1800万円売り上げたこともあったという。2021年には御徒町、水道橋にも出店。近隣住民だけでなく、ネットを見て遠方から訪れる客が多いのもこの店の特徴だ。

「千葉や神奈川から来られる方もいますし、中国や韓国など海外のお客さんも。先日はネットで知ってスペインから買いに来たというお客さんがいて驚きました。最近は原材料費などの価格高騰が厳しいですが、200円弁当は継続していきたいですね。あと2店舗増やすことが目標です」

 お店を訪れる人にも話を聞いてみた。日曜の13時過ぎに訪れた50歳の男性は、「200円弁当も好きだけど、今日はしっかり食べたいから」と「味噌カツ弁当」(350円)を購入。住まいは遠いが、店の近くにある実家を訪ねる折によく購入。350円は財布に優しくありがたいとのこと。

この後、カレーの上にはトンカツか角煮がのる

この後、カレーの上にはトンカツか角煮がのる

 日曜の昼時に訪れた23歳の男性は、焼いた鶏肉に目玉焼きがのったボリュームたっぷりの「日替わり弁当」(700円)を購入。「おかずの種類もよく変わるので、何度通っても飽きない」と話す。近隣に住んでいて、1年半前から休日によく利用するという。

月曜の23時過ぎ、業務車を停めて立ち寄った20代後半の2人が購入したのは、「角煮弁当」(600円)と「角煮チャーハンおにぎり」(500円)。飲食店の配管修理や油タンク清掃などの仕事のため勤務は夜や早朝が多く、移動途中に利用する。

 弁当を楽しみにする人々で、24時間、客足は途切れない。

■キッチンDIVE/東京都江東区亀戸6-58-15。24時間営業。休:無

取材・文/戸田梨恵 撮影/下城英悟

※週刊ポスト2023年2月10・17日号

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