トランプ大統領の打ち出す政策によって株式市場が乱高下を繰り返す展開が続くが、今後の成長が見通せる企業への投資であれば、下落局面は“狙い時”でもあるはずだ。株式投資で億超えの資産を築いた“億り人”は、どのような戦略を立て、どういった銘柄に注目しているのか。『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社刊)著者の遠藤洋氏が、大化け期待の小型株をピックアップしてくれた。
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「この時価総額だったら安い」と考えられる銘柄
遠藤氏自身は4月7日のトランプ関税ショックによる暴落時にしっかり買い増したという。まだまだ先行きに不透明感もあるが、さまざまな可能性を考慮しながら相場に相対しているという。
「世の中には関税に関係のない会社もたくさんあります。雰囲気で売られているような企業もあるわけです。よくよく調べると業績がしっかり伸びているのに売られていたるケースもある。そうした場合、皆が売っている時こそ買い、と考えることも必要なわけです。景気が良かろうと悪かろうと伸びていく会社はある。そういう銘柄を見つけて売りの気配が強い時に投資をしていくのが一番理にかなっていると思います。
売上規模と株価を確認し、この時価総額だったら安いと考えられる銘柄を買うわけです。時間がかかるかもしれませんが、“この水準で買っておけば、相場が落ち着いてきたらさすがに戻るだろう”という未来が見据えられる銘柄を押さえておきましょう」
そう語る遠藤氏は今、具体的にどのような銘柄に注目しているのか。
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