[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39994.64;+208.74TOPIX;2841.59;+12.60
[寄り付き概況]
4日の日経平均は208.74円高の39994.64円と続伸して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は344.11ドル高の44828.53ドル、ナスダックは207.97ポイント高の20601.10で取引を終了した。雇用統計が予想外に強まったことを好感し、寄り付き後、上昇。通商交渉の進展やトランプ政権の大型減税成立期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。独立記念日祭日の前日で短縮取引となる中、終盤にかけて上げ幅を拡大、ナスダックやS&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=144円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、昨日の日経平均が一昨日に続き39000円台半ばで下げ渋る展開だったことから、相場の下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが東京市場の株価の重しとなった。また、トランプ米政権の相互関税の上乗せ分の停止期限を9日に控え、日米関税交渉の先行き不透明感が引き続き意識され、市場の雰囲気を重くしたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比4.7%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同1.2%増だった。
セクター別では、銀行業、証券商品先物、電気機器、電気・ガス業、非鉄金属などが値上がり率上位、保険業、不動産業、鉱業、海運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、スクリーンHD<7735>、良品計画<7453>、りそなHD<8308>、アドバンテスト<6857>、みずほ<8411>、JFE<5411>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、SMC<6273>、サンリオ<8136>、三菱UFJ<8306>、リクルートHD<6098>などが上昇。他方、東京海上<8766>、ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、日本製鉄<5401>、キオクシアHD<285A>、トヨタ<7203>、アサヒ<2502>などが下落している。
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