*07:38JST NYの視点:米週次新規失業保険申請件数は予想外に減少も特別要因が影響、慎重な見方も
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(7/5)は前週比5000件減の22.7万件と、前週から増加予想に反し減少し、ほぼ2カ月ぶり低水準となった。4カ月連続で減少。季節的な変動を少なくするための4週平均、23.55万件も5月末以降で最低となった。ただ、独立記念日など祭日が含まれるほか、学校が夏休み入りとなるなど季節的要因に加え、自動車工場が新モデル向けに夏季設備改修中でデータをゆがめた可能性が指摘されており、必ずしも労働市場の強さを示すものではないとの懐疑的見方もある。
また、失業保険継続受給者数(6/28)は196.5万人と前週195.5万人から増加し21年来で最高で、失業者が新たな職を見つける時間がかかる可能性は労働市場の弱さともとれる。
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