*05:52JST NY株式:NYダウは206ドル高、地政学的リスク懸念が緩和
米国株式市場は上昇。ダウ平均は206.97ドル高の44175.61ドル、ナスダックは207.32ポイント高の21450.02で取引を終了した。
トランプ大統領とプ―チン大統領の会談期待で地政学的リスク懸念が後退し、寄り付き後、上昇。年内の利下げを期待した買いも手伝い、相場は続伸。終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、自動車・自動車部品が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。
オンライン旅行サービス会社のエクスぺディア・グループ(EXPE)は4-6月期決算で、調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、予約が好調で見通しを上方修正し、上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はテキサス州で自動運転ロボタクシーライセンスを取得したことが好感され、上昇。バイオのギリアド・サイエンシズ(GILD)は第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、強いHIV製品の売り上げで通期見通しを引き上げ、さらに自社株買い計画が好感され、上昇。エネルギー飲料販売のモンスター・ビバレッジ(MNST)は第2四半期の売上高が予想を上回り、上昇。
スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UAA)は第2四半期決算で北米の売り上げ減少が明らかになったほか、第3四半期も関税によるコスト上昇を警告したため下落。広告技術会社のザ・トレードデスク(TTD)はオンライン小売のアマゾン(AMZN)との競争激化による成長懸念が強まり、下落。画像共有・検索サイト運営のピンタリスト(PINS)は第2四半期決算で、広告収入が冴えず調整後の利益が予想を下回り下落。
トランプ大統領はロシアのプーチン大統領との会談を確認した。
(Horiko Capital Management LLC)
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