*16:56JST ドル円今週の予想(10月14日)サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のドル円について、『米中関税交渉の行方や日本の首相指名等の不透明要因に揺らされる展開になろう』と述べています。
続いて、『中国が9日にレアアース(希土類)の輸出規制を大幅強化すると発表したことを受け、トランプ大統領は10日、11月1日付で中国からの輸入品に100%の追加関税を課すと表明』と伝えています。
次に、『国内要因としては、公明党が連立離脱を決めた後の自民党と野党との交渉次第では、高市氏の首相就任が実現せず、高市トレードが巻き戻される可能性が出てきた。実際、政局混迷が嫌気されて3連休明けの日経平均株価は1000円を超える急落となった』と伝え、『株式相場の下落と日銀利上げの不透明感から、ドル円は方向性が定まりにくいだろう。首相指名の日程、政権の枠組みなど不透明な要素が多過ぎる』と述べています。
また、『米政府の閉鎖で経済指標の発表が先送りとなっているほか、閉鎖の影響も懸念される。ただ、ウィリアムズニューヨーク連銀総裁 は、指標発表の遅延のせいで自身の決定が思いとどまることはないと示唆しており、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げの見通しに変化はないだろう。なお、15日発表予定だった9月消費者物価指数(CPI)は24日に発表される』と伝えています。
陳さんは、『米国政府閉鎖では、解消の兆しが見えれば一段のドル買いにつながるとみられるものの、与野党双方に歩み寄りの兆しがみられず、当面続く可能性がある。閉鎖が続くほど、景気への悪影響が出てくるため、米国の利下げ見通しを強めることになろう』と考察しています。
そして、『日銀関係では、16日に田村直樹審議委員の講演と記者会見、17日に内田真一副総裁の会合あいさつが予定される。利上げの示唆があるか注目される』と述べています。
ドル円の今週のレンジについては、『148.00円~152.00円』と予想しています。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月15日付「ドル円今週の予想(10月14日)にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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