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FiscoNews

【オープニングコメント】決算を手掛かりとした個別対応

*08:33JST 決算を手掛かりとした個別対応
 4日の日本株市場は、前週の大幅上昇に対する反動を想定しつつも、底堅さは意識される相場展開になろう。3日の米国市場はNYダウが226ドル安、ナスダックは109ポイント高だった。10月のISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことが重荷になったが、アマゾン・ドット・コムやエヌビディアなど、半導体やAI関連の一角が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の52565円、円相場は1ドル=154円20銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行して始まりそうだ。ただし、先週の日米の金融政策決定会合や日米首脳会談のイベントが通過したことで、市場の関心は本格化する決算発表に集中することになりそうだ。先週はアドバンテスト<6857>が相場をけん引する形だったが、先週末に決算を発表した東エレク<8035>やレーザーテック<6920>への資金流入が強まるかを見極めたいところである。決算反応が限定的になるようだと半導体やAI関連への資金集中の動きもいったん落ち着きをみせそうだ。

 日経平均株価は強いトレンドを形成しているが、先週の大幅上昇で過熱感も警戒されてきそうである。いったん利益確定の動きが強まるようだと先物主導で売り仕掛け的な動きが強まる可能性もあるだろう。もっとも、パッシブファンドなどはハイテク株への資金シフトのためにバリュー株の持ち高を調整しており、この動きが一気に逆流するとは考えにくく、基本的には半導体やAI関連への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。

 また、決算発表に投資家の関心が向かうなかで、好決算を発表した銘柄へ資金が集中する個別対応になりそうである。なお、10月31日に決算を発表したところでは、マックス<6454>、伊勢化<4107>、アルプスアル<6770>、TDK<6762>、ファナック
<6954>、住友ファーマ<4506>、日電硝<5214>、オルガノ<6368>、RYODEN<8084>、NTN
<6472>、JVCKW<6632>、日本ガイシ<5333>などの動向が注目される。

<AK>

fisco

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