*11:07JST フォーバル Research Memo(7):「企業ドクターグループ」「企業健康サポートグループ」にセグメント再編へ
■成長戦略・トピックス
1. 2027年3月期より「企業ドクターグループ」と「企業健康サポートグループ」にセグメント変更予定
フォーバル<8275>では、中小企業や地方自治体におけるGDXの推進、ESG経営の先兵となる“企業ドクター”を育成し伴走型支援を行うことを中核事業と位置付けている。その戦略を内外に明確に示す目的もあり、2027年3月期から事業セグメントを2つに変更する。「企業ドクターグループ」は、“企業ドクター”が所属し伴走型支援を行う中核事業セグメントである。収益性が高いが高度な人材育成が求められる事業特性であり、同社グループの司令塔の役割を果たすと考えられる。現在のフォーバルビジネスグループ、フォーバルテレコムビジネスグループ、人的資本経営の一部がこのセグメントに入る。もう一つの事業セグメント「企業健康サポートグループ」は、中核事業の顧客基盤を生かし、顧客支援を充実させるソリューション事業群である。フォーバルテレコムをはじめとして、IT系や人材系、環境系の企業など現在の4事業セグメントの中からこの位置付けの事業が移行する。スケーラブルな事業が多いため、中期的な成長性がより高いと考えられる。
2. 「F-Japan戦略」:「学」との連携が進展し、企業ドクター予備軍の育成進む
同社の「F-Japan戦略」は、地域でGDX人材が育ち地域内で働ける環境を構築し、“GDXの地産地消”を推進する。「F-Japan戦略」では産官学金連携が基本となる。「学(学校連携)」に関しては、若い稼ぎ手が大都市圏に流出せず、地域経済圏に残れる環境や能力づくりが必要となる。若い世代はSDGsなどへの関心や理解力がより高く、同社の推進するGDXの推進役としてのポテンシャルが高い。直近では大学・専門学校との連携協定数が大幅に増加し、2025年9月末時点で33校と締結された。GDX人材を育成するカリキュラム・講座が軌道に乗ってきており、2025年9月末時点で累計5,578人が受講し、デジタルスキルなどを磨き、地域経営課題の解決能力を修得している。実践的支援の経験が豊富な同社のカリキュラムは学生からの人気が高いという。受講生の一定割合は、将来的に地方に残り、企業ドクターとして活躍することを同社では期待している。同社では、2030年度に1万人の企業ドクターを目標としており、ポテンシャルを持つ若年層からの育成を強化している。今後は、小中高校生に対しても「企業ドクターキャンプ」を本格化する計画がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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