*18:34JST 19日の香港市場概況:ハンセン指数は4日ぶり反落、原油急騰などでリスク回避姿勢が強まる
19日の香港市場は4日ぶりに反落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比524.84ポイント(2.02%)安の25500.58ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が139.62ポイント(1.58%)安の8695.88ポイントと4日ぶりに反落した。
中東の軍事衝突を巡る不透明感が強まり、原油価格の急騰を背景に投資家のリスク回避姿勢が広がったことが主因となった。中国本土株やアジア株全体の下落も重荷となり、朝方から売りが先行した。
中盤以降も地合いは改善せず、特に午後は時価総額の大きいハイテク関連株の下げが目立ち、指数の押し下げ要因となった。中国ネット大手の決算発表が本格化する中、人工知能関連投資の拡大に対する収益性への懸念が意識され、成長株への持ち高調整の売りが優勢となった。市場全体でリスク選好の後退が鮮明となった。
一方で、相場を下支えする明確な材料は乏しく、エネルギー価格の上昇もコスト増への警戒につながり買い安心感は広がらなかった。結果として終日軟調な展開が続き、指数は安値圏で引けた。市場では外部環境の不透明感を背景に、慎重な投資姿勢が継続している。
ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク・インターネット関連に売りが集中した。テンセント(00700/HK)は2.5%安、アリババ集団(09988/HK)は2.8%安、美団(03690/HK)は3.2%安が下落。
また、不動産・金融など内需関連も軟調だった。香港交易所(00388/HK)は2.1%安、中国平安保険(02318/HK)は2.0%安、中国海外発展(00688/HK)は2.6%安が下げた。世界的な株安の流れに連動し、資産運用や不動産セクターでも持ち高調整の売りが広がった。
半面、エネルギー関連の一角には買いが入った。中国海洋石油(00883/HK)は1.8%高、中国石油天然気(00857/HK)は1.5%高、中国石油化工(00386/HK)は1.3%高が上昇。原油価格の急騰を背景に資源価格の上昇期待が高まり、関連銘柄に資金が向かった。ただし上昇は限定的で、相場全体の下げを打ち消すには至らず、地合いの弱さを示す格好となった。
中国本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.39%安の4006.55ポイントで取引を終了した。
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