*12:32JST GMOコマース Research Memo(2):GMOインターネットグループ傘下のデジタルマーケティング企業
■会社概要
1. 会社概要
GMOコマース<410A>は、GMOインターネットグループ傘下のデジタルマーケティング企業で、実店舗向けのマーケティング支援及びCX(顧客体験)向上支援を軸としたソリューションを展開している。
経営理念に「すべてのお店の『マーケティングプラットフォーム』に」を掲げ、店舗事業者が直面する「専門人材の不足」や「施策効果の可視化」といった経営課題を、CX向上に特化した高度なソリューションを通じて解決し、顧客の事業成長への貢献を目指している。
主な事業内容は、店舗向けのCX向上ソリューションサービスの提供であり、「GMOマーケティングDX」「GMOマーケティングDX Instagramダイレクトメール」「GMOマーケティングコネクト」の3つを主力サービスとして提供する。2025年末現在の顧客店舗数は17,011店で、小売・飲食・エンターテインメント業界など幅広く、中小規模から大手チェーン店まで多角的な顧客基盤を構築している。
経営体制は、代表取締役社長の山名正人(やまなまさと)氏、常務取締役の伊勢主税(いせちから)氏を含む取締役7名で構成される。そのうち3名は独立役員である社外取締役であり、監査等委員会設置会社として強固なガバナンス体制を敷いている。これらの経営メンバーは大手金融・IT業界の出身者や専門資格保有者など、豊富な実績を保有しており、企業価値の向上を牽引している。2025年12月末の従業員数は110名となっている。
2. 沿革
同社は2012年11月、代表取締役社長である山名正人氏によりECと実店舗のマーケティング支援を目的として設立された。設立直後、ヤフー(株)(現 LINEヤフー<4689>)との提携によりEC支援事業を開始したのに続き、翌2013年にはO2O領域へ進出し、事業領域の拡大を通じて強固な事業基盤を確立した。
2014年からはLINE(株)(現 LINEヤフー)と「LINE@」(現 LINE公式アカウント※)の公式販売代理店契約を締結し、デジタルマーケティングツールの導入・運用に課題を抱える店舗事業者に対してフルサポートを提供する「GMOマーケティングDX」などのサービスを開始した。これにより、様々なデジタルツールを統合活用したマーケティングプラットフォームの基盤構築に成功した。
※ 企業や店舗がLINEユーザーへ直接情報発信できるビジネス用アカウント。「LINE@」は現在「LINE公式アカウント」に統合された。
2019年以降は、顧客ニーズの変化に対応しInstagramを活用した店舗販促利用のフルサポート支援を開始するなど、SNS領域へとサービスの幅を広げ、さらなるシェア拡大を図っている。2025年2月には過去に培った実績とノウハウを結集した店舗のマーケティングCX向上を実現する「GMOマーケティングコネクト」をリリースし、「GMOマーケティングDX」と連携した、CX向上を支援するマーケティングプラットフォームとしての事業領域を拡大した。
2025年9月には、事業成長のための資金調達、社会的信用度・知名度の向上、優秀な人材の確保を目的として、東京証券取引所グロース市場へ上場している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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