*07:45JST NYの視点:米Q4GDPは低迷、年初に回復の兆しもイラン戦争で再び落ち込みか、FRBは年1回の利下げ予想維持
米商務省が発表した米10-12月期国内総生産(GDP)確定値は前期比年率+0.5%と、改定値+0.7%から予想外に下方修正された。前期の+4.4%から伸びが鈍化しマイナス成長となった昨年1-3月期以来で最低の伸びに落ち込んだ。政府機関閉鎖が影響し、個人消費確報値も予想外に下方修正され全体指数を押し下げたと見られる。同期個人消費確報値は+1.9%と 昨年1-3月期来の最低の伸び。
米2月卸売在庫確定値は前月比+0.8%と、速報-0.5%から予想外に3カ月ぶりプラスに改善した。昨年1月以降ほぼ1年ぶりの高水準。また、同月卸売売上高は前月比+2.7%と、1月から伸びが拡大し、予想+0.6%も上回った。22年3月以降、ほぼ4年ぶりの高水準を記録。1月分は+1.1%と+0.5%から上方修正された。イラン戦争前、1-3月期の成長が10-12月期の政府機関閉鎖を受けた低調な成長からの回復が示唆された。しかし、イラン戦争で、サプライチェーンひっ迫により、3月以降は再び落ち込む可能性が警戒される。
イラン戦争による石油ショックにもかかわらず、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに慎重な姿勢が3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で再表明された。FRBは依然年1回の利下げ予想を維持している。米イラン停戦に懐疑的な見方や経済への影響も不透明で原油高にもかかわらず、ドルも伸び悩んだ。
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