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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】和田興産 Research Memo(2):神戸を地盤に分譲マンション販売を主力に展開する総合不動産会社

*13:02JST 和田興産 Research Memo(2):神戸を地盤に分譲マンション販売を主力に展開する総合不動産会社
■会社概要

和田興産<8931>は、1899年の創業以来127年の長い歴史を有する総合不動産会社であり、主に兵庫県神戸市及びその周辺地域において不動産販売事業(分譲マンション・戸建て住宅及び宅地などの開発・企画・販売)と賃貸その他事業(マンション・店舗及び駐車場などの賃貸・管理)を展開している。特に本社を構える神戸市では、マンション分譲実績(棟数ベース)で、同社資料によると2025年まで28年連続1位となっている。また、近畿圏供給棟数でも2025年は第3位を占め、大手事業者の中でも同社の地元での存在感は大きい。

企業理念として「共生(ともいき)」を掲げている。“人と人とのつながりを大切に、共に支え合い、自分の生き方が他の人の幸せにつながることを歓びとする”という想いの下、住む人一人ひとりの気持ちに応えながら、自身の生き方にフィットするオンリーワンの住まいづくりを心掛けている。同社では、7つの観点(暮らしと共に、豊かさと共に、街と共に、環境と共に、こどもと共に、みんなと共に、未来と共に)で持続可能な社会づくりに貢献する「ナナトモ サステナビリティ」を宣言している。

また、プロダクトコンセプトに「プレミアムユニーク(価値ある独創)」を掲げ、住む人にとってオンリーワン(かけがえのない)の住まいづくりを追求している。ものづくりと住む人の気持ちにこだわりを通じ、同社が目指すべき住まいのあり方を示している。いつまでも変わらぬ愛着と、住まいとしての価値を誇れる、住む人にとっての「プレミアムユニーク」を神戸発・神戸ブランドとして発信している。

同社では、「地域密着」で事業展開することで3つの強みを有している。第1に、「用地取得力」である。地元の不動産仲介会社から長年にわたって用地を仕入れ続けてきたことで、用地の売却情報が出た場合には他社よりも早くキャッチできる強い信頼関係を構築しており、これが「用地取得力」につながっている。マンション開発の成否は、いかに好立地の用地、あるいは将来的に好立地になり得る用地を取得できるかにかかっており、同社が神戸市で長年にわたって供給棟数トップを維持してきた理由になっている。第2に、その土地を生かすための「企画力」である。地域に根ざし、地域と共に歩んできたからこそ、その土地に相応しい企画を実現でき、顧客に対する付加価値の提供につながっている。第3に、「ネットワーク力」である。土地を生かすための企画を同社で考え、それを実現するために外部の設計会社や建築会社・住宅販売会社などと良好な協力体制を構築しており、プロジェクトの成功につなげている。

2026年2月末現在、従業員数は125名(うち正社員112名)である。2022年5月より、創業家の和田剛直(わだたけなお)氏が代表取締役会長、溝本俊哉(みぞもととしや)氏が代表取締役社長を務め、両氏のリーダーシップの下、着実に中期経営計画を推進している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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