*14:55JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、米インフレ圧力も日本の介入なら急落に警戒
【今週の概況】
■ドル強含みで160円台を巡る攻防続く-雇用統計上振れでドル買い加速
今週(6月1日-5日)の米ドル・円は底堅い展開。ドル円相場は「160円の節目」を巡る攻防が続く中、底堅いドル高・円安トレンドが継続した。中東情勢の緊迫化で原油価格が一時97ドル付近まで急騰し、「有事のドル買い」が強まった。一方、植田日銀総裁の利上げ示唆発言や「日銀が6月利上げを検討」との報道が流れるたびに市場が敏感に反応し、ドル円は159円台前半へ急落する場面を繰り返した。ただし下値は極めて堅く、押し目は即座に買い戻された。週末には米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比+17.2万人と予想(+8.5万人)を大幅に上回り、FRBの年内利上げ観測が一段と高まったことからドル買いが加速。ドル円は一時160円の大台を突破した。
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は160円台前半に上昇後、159円75銭に反落、再び160円34銭まで上昇し、160円21銭で引けた。米ドル・円の取引レンジ:159円32銭-160円34銭。
【来週の見通し】
■ドルは伸び悩みか、米インフレ圧力も日本の介入なら急落に警戒
来週の米ドル・円は伸び悩みか。米インフレ指標は一段の加速が予想され、金融引き締め政策をにらみドル買いが強まる見通し。ただ、160円台で為替介入が実施されれば急落が見込まれる。米国とイランの停戦協議に進展がみられず、中東情勢の先行き不透明感から原油相場の高止まりが顕著である。また、インフレ圧力により米長期金利も上昇基調を維持し、ドル買いに振れやすい地合いが続く。
【米5月消費者物価指数(CPI)】(6月10日発表予定)
10日21時半発表の米5月消費者物指数(CPI)は前年比+4.2%(5月+3.8%)、コア指数は同+2.9%(同+2.8%)と加速する見通しで、金融政策をにらみドル買いに振れやすい。
【米6月ミシガン大学消費者信頼感指数】(6月12日発表予定)
12日23時発表の米6月ミシガン大学消費者信頼感指数は47.0と、前回の44.8を上回る見通し。景況感の改善が鮮明になれば引き締めをにらんだドル買いが入りやすい。
予想レンジ:157円50銭-160円50銭
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