閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 日本株】三陽商 Research Memo(6):2027年2月期は大幅な営業増益を計画

*13:36JST 三陽商 Research Memo(6):2027年2月期は大幅な営業増益を計画
■三陽商会<8011>の業績動向

2. 2027年2月期の業績見通し
中期経営計画(2026年2月期〜2028年2月期)の2年目にあたる2027年2月期は、売上高60,000百万円(前期比2.7%増)、コア営業利益2,300百万円、営業利益2,100百万円(同61.7%増)、経常利益2,000百万円(同39.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,020百万円(同2.3%減)と増収及び大幅な営業・経常増益を見込む。前期不振要因の詳細な分析に基づく克服策が、増収・増益に寄与する見通しである。

外的要因の克服策としては、MDサイクルの短縮や中軽衣料の強化、エントリープライス(低価格帯)商品の積極投入を含む価格戦略の見直しを計画している。

内的要因の克服策としては、ブランド軸・商品軸・顧客軸・チャネル軸の4視点に基づいた施策を実施する。ブランド軸では、前期に業績が低迷した3つの事業領域において、企画及びMDの刷新や価格戦略の見直し等を実施する。商品軸では、前期に不振であったスーツカテゴリーと洋品を主眼に置き、商品の徹底的な強化と価格戦略の修正に取り組む。顧客軸では、SMS会員の新規獲得キャンペーンのさらなる強化やエントリープライス商品の拡充により、フリー客対策と顧客基盤の拡大を図る。チャネル軸では、通期で9売場の百貨店出店を計画するほか、複合ショップの出店強化により既存の百貨店売場の坪効率改善にも努める。また、「SANYO Style STORE+」の商業施設への出店や新ブランド「AUREME」のFBへの出店といった百貨店以外の販路開拓も推進する。

チャネル別売上高では、百貨店が新規出店により前期比101%を見込む。その他のチャネルについては、直営店(上期1売場、下期4売場の新規出店を計画)が同107%、EC・通販が同103%、アウトレット(上期1売場の新規出店を計画)が同110%を計画している。

中期経営計画を修正、新たな成長戦略を推進。長期目標は据え置く

3. 中期経営計画の修正
同社は、2026年2月期の業績を踏まえ、中期経営計画策定時に前提とした与件条件や市場の拡張性についての予測と現況との間に乖離があることから、中期経営計画の定量計画を修正した。ただし、中期経営計画の定性的な方針や、売上高1,000億円、営業利益率10%、ROE10%という長期目標については、特段の変更はない。

2025年4月14日に発表した当初計画では、オーガニックグロースによる既存事業の拡大に加え、新たな成長戦略を実行することで、最終年度の2028年2月期に売上高700億円、営業利益50億円、親会社株主に帰属する当期純利益47.2億円を目指すという成長シナリオを描いていた。修正後の2028年2月期の定量計画は、不確定要素であるM&A等の効果を除いて、売上高620億円、コア営業利益25億円、営業利益13億円、親会社株主に帰属する当期純利益40.8億円となっており、2028年2月期におけるKPIについては、売上総利益率62.3%、コア営業利益率4.0%、営業利益率2.1%、ROE10.2%を計画している。

なお、中期経営計画で掲げる新たな成長戦略に関しては、2026年秋冬シーズンから「AUREME」を展開し、2027年秋冬シーズンには「HANAE MORI」を展開開始予定とするなど、新規自社ブランドの開発について特に着実な進捗が見られる。既存ブランドの事業領域の拡張については、「Paul Stuart」のゴルフラインである「Paul Stuart GOLF(ポール・スチュアート ゴルフ)」をトライアル展開中である。海外展開については、2025年1月及び2026年1月に、純正な国産製品を認証するプロジェクト「J∞QUALITY(ジェイクオリティ)」との連携を通じ、イタリアの展示会「Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウォモ)」に「SANYOCOAT」を出展し、特に2026年1月には数千万円の受注を獲得した。M&Aについては、タスクフォースを組成して種々の検討にあたっており、現在はショートリストへの絞り込み段階にある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

<HN>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。