*16:37JST 米国株高を受けて半導体・AI関連株などが買われる【クロージング】
28日の日経平均は反発。273.58円高の66405.56円(出来高概算21億7000万株)で取引を終えた。日経平均は小幅に続落して始まったものの、前日の米国市場でエヌビディアが買われたことなどから、東京市場でも半導体・人工知能(AI)関連株中心に買われたことで、すぐさま切り返し、前場終盤には66816.45円まで上値を伸ばした。AI関連株の一角やソフトウエア関連株にも買いが続き、日経平均は後場取引開始直後には66842.82円と前場高値を上回った。しかし、前日に続いて、ジャクソンホール会議でのウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容を確認したいとのムードが強く、その後は買いが手控えられて上げ幅を縮めていた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が850を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、サービス、海運、その他製品、証券商品先物など18業種が上昇。一方、非鉄金属、ガラス土石、その他金融、水産農林など15業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、コナミG<9766>が概ね堅調だった半面、キオクシアHD<285A>、フジクラ<5803>、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>が冴えなかった。
前日の米国市場は、好決算を発表したエヌビディアが8%を超える上昇となったほか、市場予想を上回る収益見通しを示したセールスフォースが20%超の急騰を演じたことなどから、主要株価指数はそろって上昇。なかでもSOX指数の上昇率は2%を超えた。本日の東京市場は売りが先行して始まった後、日経平均はすぐにプラスに転換し、じりじりと水準を切り上げた。米テック株高を背景にアドバンテスや東エレク、TDK<6762>や村田製<6981>などAI関連株が買われ指数を押し上げたほか、セールスフォースの急騰を受けて、富士通<6702>やNEC<6701>、NRI<4307>などにも買いが入り、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。
いわゆるSaaS株に買いが入った点は相場の空気感という意味で、若干ポジティブに受け止めたいところ。注目のウォーシュFRB議長の講演について、高止まりする原油高などからインフレや長期金利に対する見方が焦点となりそうで、ウォーシュ氏の発言内容が仮にタカ派的なものと受け止められれば、週明けの東京市場の重しになる可能性があり、注意が必要だろう。
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