通期計画達成へのカギは(ローツェのホームページより)
下期業績はどこまで飛躍するのか──。自動化・搬送装置メーカーのローツェは10月8日、2027年2月期の通期業績予想を上方修正した。4月9日に公表した期初予想と比べ、経常利益は43.5%増の548億8900万円、売上高は13.2%増の1800億0700万円となる。期末配当予想も20円から28円へ8円引き上げた。上積みされた利益は、どこで稼ぐ計画なのか。
売上高増額の98%は半導体関連装置
営業利益予想は期初の381億1200万円から530億7800万円へ、39.3%引き上げた。純利益予想も278億900万円から377億7900万円へと35.9%積み増している。前期比では営業利益が70.4%増、純利益が98.3%増となる計画だ。
売上高の増額分209億8500万円のうち、約98%を製品区分「半導体関連装置」が占める。同装置の売上高予想は1529億7000万円と、期初から204億9000万円増えた。一方で薄型ディスプレーの製造に使うFPD関連装置と分析装置は計34億7500万円引き下げられ、部品・修理他の39億4200万円の増額とおおむね相殺し合う。
好調さは半導体向けに偏っていると言えるだろう。同社も上方修正の理由に、半導体関連装置の受注が急増したことを挙げる。10月8日の決算説明資料によれば、AI向けの高速メモリ(HBM)の需要を追い風に、先端メモリや先端ロジック向けの設備投資が膨らんでいる。
売上高の増額分の約9割、経常利益の増額分の約3分の2は、下期の計画に織り込まれている。3~8月の中間期は売上高797億3300万円、営業利益230億9600万円で、営業利益の進捗率は通期予想の43.5%だ。下期の営業利益予想は299億8100万円で、通期計画の達成は下期の売上計上にかかっていると言えそうだ。そのカギを握るのは何なのか。
※本記事作成の一部に生成AIの技術を活用しています。
