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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】原油高や長期金利の上昇などが嫌気されAI関連株中心に売られる【クロージング】

*16:38JST 原油高や長期金利の上昇などが嫌気されAI関連株中心に売られる【クロージング】
20日の日経平均は大幅続落。841.28円安の64075.42円(出来高概算21億4000万株)で取引を終えた。19日の米国市場でハイテク株中心に買い戻されたものの、人工知能(AI)インフラ企業の米新興コアウィーブを巡る警戒感が拭えないなか、半導体・AI関連株中心に売られ、日経平均は続落スタート。前場中盤には63894.67円まで下押しした。また、韓国総合株価指数(KOSPI)が一時4.5%超下落したことも響いた。国内企業の業績に対する期待から押し目買いも入り、売り一巡後の前場終盤には下げ渋った。一方、後場に入ると、時間外取引で米原油価格が1バレル=104ドル台へと上昇基調が強まったほか、海外メディアが「AI関連の債務懸念、債務不履行保険の取引急増を招く」と報じたことなどから、再びAI関連株が売られ、後場終盤に日経平均は63807.15円まで水準を切り下げた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、その他製品、小売、医薬品など9業種が上昇。一方、非鉄金属、銀行、ガラス土石、保険など24業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、コナミG<9766>、バンナムHD<7832>が上昇した半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>が下落。

19日の米ハイテク株高は材料視されなかった。むしろ、フランスでの大規模なデモが暴動に発展し、財政懸念に社会不安が重なったことで欧米金利が上昇するなど、世界的な長期金利の上昇が警戒され、東京市場では、半導体・AI関連株中心に値を消す銘柄が増えた。また、韓国の新興株式市場に20日、新規上場したAIデータセンターインフラ企業のエリスグループが急落したことも投資家心理を悪化させたとみられ、日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。一方、半導体・AI関連株を避けた資金は薬品株や飲食小売株といった内需・ディフェンシブ関連の好業績株などに向かった。

原油高やAI関連企業の信用不安などを背景にテック株中心に売りが続く展開となっている。ただ、きょうはTOPIXの下げも大きく、銀行株の弱さなども目立ち、ムードとしてはやや悪化した印象である。とはいえ、まずは21日に予定されているメタ・プラットフォームズやテスラなどの決算内容とそれを受けた株価動向を見極めたいところだろう。

<CS>

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