少しの手間で1000円もアップ
「スーパーセカンドストリート」と「トレジャーファクトリー」に足を運んで気づいたのが、ほこりまみれの家電、丸めた衣服など、手入れをせずに持ち込む人がいること。実にモッタイナイ！
「どんなアイテムにもいえることですが、きれいな方が査定額が上がりやすいです。ほこりなどは拭いておく、たばこなどの生活臭がついている場合は洗濯や消臭をする、ボタンが取れた衣服には似たデザインの別のボタンでもいいのでつける。布製品にはアイロンをかけるなどするのがおすすめです」（「スーパーセカンドストリート」大宮日進店店長・柴田大輔さん）
ひと手間で買取価格はアップすることを覚えておこう。
ブランドもののダウンは高価買取
買取の現場を1日見ていると、たいていのものは数百～1000円台の値がつけられていた。しかし時々、数万円もの値がつくケースが。そのひとつは指輪やネックレスなどの金製品。金の相場がいま上がっており、11月29日時点で1万573円／g。過去最低額だった1998年の865円／gと比べて約12倍にもなっているからだ。
それよりも驚いたのは、どちらの店舗でもブランドもののダウンジャケットが高価買取されており、店内の目立つ場所に陳列されていたことだ。
「ダウンジャケットはいま、買取強化中です。この時期、需要の高い季節アイテムですし、ブランド品のダウンジャケットは円安の影響もあって新品の価格が値上がりしていて、人気の高い『カナダグース』の女性用ダウンジャケットは20万円前後します。リユース品だろうと新品の2割程度で買えるとあって、店に出すとすぐに売れてしまいます」（「トレジャーファクトリー」エリアマネージャー・小沢稔和さん）
衣料品は売れても二束三文だと思われがちだが、時期によってはお宝になるのだ。
別掲は「スーパーセカンドストリート（大宮日進店）と「トレジャーファクトリー」（練馬店）の、この冬のリアル買い取りリストだ。高く買い取りできるものや、買取額は高くないが人気のものなど、実際の商品と買取価格を参考に、賢くリユースショップを活用してほしい。
【※本企画で紹介した価格は2023年11月30日時点。買取価格に関してはあくまで一例であり、買取価格を保証するものではありません。品物の状態、製造年、付属品の有無、在庫状況、そのときの相場などにより、同じ商品でも買取価格が大きく変動します】
取材・文／土田由佳
※女性セブン2024年1月1日号
