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生活の中で役に立つ「数字ネタ」ライフハック 「割引の見極め方」と「行列の待ち時間予測」

様々なシーンで役立つ「数字の小ネタ」を紹介

様々なシーンで役立つ「数字の小ネタ」を紹介

 子供の頃から、算数や数学が苦手で、“大人になってもこんなもの使うはずがない”と思っていた人もいるかもしれない。しかし、日常生活のあらゆる場面で数字は欠かせないもので、知っていれば得することも多い。

「このところ、大人になってから算数を学び直す人が増えています」と言うのは、数学者の横山明日希さんだ。

「数独や数式パズルなどを脳トレ目的で楽しむ人もいますが、近年多いのは、お子さんやお孫さんが小学校に入るタイミングで学び直すケース。子供や孫に算数を教えたいという思いから、大人のための算数教室に通ったり、テキストを購入するかたが増えています」(横山さん・以下同)

 算数ができるようになり、知識が増えると、子供たちから一目置かれる存在に。

「習い事としても、短歌や俳句であれば感性がものをいい、ある意味、好みが分かれますが、数字の世界ははっきりと答えが決まっているので、わかりやすいんです。それでいて、できると『すごい!』と言ってもらいやすい。小ネタやうんちく、計算方式の裏技もちょっと知っておくだけで、仲間内でも盛り上がります。算数の知識はコミュニケーションツールとしても使え、世界が広がりますよ」

 そこで、「数学のお兄さん」こと横山さんに、すぐに役立つ数字を使ったライフハックを教えてもらった。

スーパーの割引にダマされない

「たとえば1000円のお弁当が3割引で売られていたとします。1000円の1割は100円なので、3割引の場合は、1000円-300円=700円になります。

 ところが、『さらに2割引にしますよ~』と、セールの呼びかけがあったとします。ここで、『あら、3割引からさらに2割引かれるんだから、半額ね!』と思ったら大間違い! 実は、700円の2割は140円なので、700-140=560円になります。

 一方、1000円の5割引は半額なので500円ですが、追加値下げで購入する場合、60円も高く買うことになるんです。お得に見えても、実は裏があることを覚えておきましょう」

●ポイント
【A】追加値下げの場合
 商品の元の金額から3割を引く→3割引いた金額から、さらに2割を引く

【B】元から半額の場合
 商品の元の金額を半額にする

 つまり【B】の方が安く購入できる。

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