吉田みく「誰にだって言い分があります」

高嶺の花となったブランド品 「買わなくなっても陰口」「頑張って買っても陰口」で女性たちの悲鳴

「自粛生活のおかげでお金を使う機会が少なかったのもお金が貯まった理由の一つです。バッグの価格は60万円とかなり高価ですが、好みのデザインだしずっと欲しいと思っていたものだったので手に入れた時は最高の気持ちでした」(同前)

 嬉しさのあまりSNSにバッグ購入を報告する投稿をアップしたサキさん。この投稿を見た友人たちからは、思わぬ反応が返ってきたという。

「友達から『パパ活とかじゃないよね!?』『本物?(笑)』などと言われました。冗談であることは分かっているのですが、一生懸命貯金をしてきて買ったのでとてもショックで……。このバッグを持って街を歩いたら、同じような目で見られて陰口を叩かれてしまうんじゃないかと考えると、持ち歩くのが怖くなりました」(同前)

 結局、現在もバッグは箱に入ったままで使用していないそうだ。当分は持っているつもりだが、状況によっては売却も検討しているという。

 今も値上げラッシュが止まらないハイブランドのアイテム群。ブランドによっては、2022年だけでも数%〜10%程度の値上げを複数回実施したところもある。かつてのように、“自分へのご褒美”として購入できる人は少なくなってきているのではないだろうか。(了)

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