中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

マスク生活の終焉で急浮上する「鼻毛問題」 「鼻毛が出てますよ」と指摘する難しさ

脱マスク生活でにわかに注目を集める「鼻毛問題」(写真:イメージマート)

脱マスク生活でにわかに注目を集める「鼻毛問題」(写真:イメージマート)

 新型コロナウイルスが感染症法の「2類相当」から「5類相当」に引き下げられたことで、徐々にマスクを外す人が増えている。だが、3年間のマスク生活の後だけに、思いもよらない問題が生じることもあるようだ。それは「鼻毛問題」だ。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏がリポートする。

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 3月13日に「やっぱりマスクは任意」になって以降も、日本のマスク着用者はかなり多かったです。日本テレビがAIカメラで当日の朝、JR渋谷駅で調査したところ、91.3%が着用していたことが判明しています。そしてその1か月後、東京駅で同様の調査をしたところ、89.7%が着用していたといいます。

 とはいっても、5月8日にコロナが5類相当に引き下げられて以降、その傾向にも変化が見られるようになりました。私は5月15日から23日まで東京にいたのですが、渋谷・六本木・新宿ではマスク着用率はかなり減っているように感じられました。60~70%ぐらいでしょうか。

 メディアがマスクを着用し続ける人にその理由を聞いたところ、「周りの人が着けているから」「顔を見せるのが恥ずかしい」「もう慣れた」「花粉症がきつい」「メイクを手抜きできる」などがありました。各種調査でも「コロナ対策」は低い位置にあり、もう当初の目的とは異なっているようです。

 男性の場合は「ヒゲを剃らないでいい」「無精ヒゲでもバレない」という声も多かったですが、「マスクを外す人が増えてきたことで、新たな問題が発生している」と、東京で複数のビジネスマンから聞きました。それは「打ち合わせ相手や同僚の鼻毛が出ているが、どう注意していいか分からない」という問題です。

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