中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「汚部屋だと思われたくない…」家に工事業者がやって来て感じる夫婦の価値観の小さなズレ

引っ越しのときには部屋にあるモノの多さに呆然としたという中川淳一郎氏

引っ越しのときには部屋にあるモノの多さに呆然としたという中川淳一郎氏

 生活をともにする夫婦といえども、もともとは他人同士。もちろん価値観が似ているほうがうまくいくケースは多いが、それでもわずかな考え方の違いが露呈することもしばしば。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏も「妻とは“耐えられるもの”“耐えられないもの”が同じ」と言いながらも、ちょっとした価値観の相違を感じる場面があるという。そのうえで、中川氏が円満な夫婦関係を築くための価値観のあり方について考えた。

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 先日、キッチンにある水道の蛇口の交換業者が我が家にやってきました。その業者さんが来る1時間前から、妻は台所に散らかっているものを隣の部屋に移し始めます。私も古新聞やチラシ、レシートなどを捨て、業者さんが作業をするであろう場所を濡らしたペーパータオルで拭き、シンクには何もないようにしておきました。

 これで最低限の作業スペースは確保できたのですが、妻は「やっぱこんな汚い家に入ってほしくないよ。玄関にだって釣り道具がたくさん置いてあるし、靴箱の上にはクワガタの水槽がたくさんあって恥ずかしい。(来てもらうのを)断れないかなぁ……」と言うので「そりゃ無理よ。せっかく来てくれるんだから。業者だって作業ができればいいに決まってる」と答えました。

「でも、会社に戻って『アノ家、チョー汚かったぜw』とか言うかもしれないじゃん」
「今後会う人でもないし、他でどう言われようが別に構わないよ。あと、水道工事の人って色々な人の家に入っているから、一人暮らしの男の家とか、オレらの家とレベルの違う汚さを見ているから問題ないよ」

 妻は、「私は隣の部屋にいて隠れているので、対応してね」と言うので、そのようにしました。その後、やって来た業者さんは、にこやかで丁寧な対応をする若者でした。手際がよく、当初は2時間かかると言われていた交換作業が23分で終了。

 私自身は、「他人が私をどう見ているか?」「どう思っているか?」なんて考えてもしかたないと思うんですよ。周りの目ばかり気にしていると生きづらくなってしまう。もちろん業者さんに気持ちよく作業してもらうためには、そのスペースはキレイにしておいた方がよいのでしょうが、ぶっちゃけ「最低限の作業ができる環境ならいいじゃん?」ぐらいに考えています。

 実は、私と妻の間でのこの手の問答は、家に何らかの業者さんが来る度に、必ず発生します。スプリンクラーが正常に作動するかどうかの検査は定期的にありますが、これも妻は毎度嫌がり、トイレに隠れます。

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