在宅副業で稼ぐならどんな仕事を選ぶべきか（イメージ）
人生100年時代、定年退職しても、物価も高騰しているのだから、生活をより豊かにするために働かなければもったいない。外で働かなくとも家で家族に内緒でできる「在宅副業」もある。
シニアが在宅副業を始めるにあたって、気楽に始められるものとしては、サイト内の広告からサービスを利用することでポイントがもらえる「ポイ活」がある。また、YouTubeなど動画配信も一大市場となっており、やり方次第では素人でも収入を得ることができる。
その一方で、“やってはいけない”在宅副業もある。ファイナンシャルプランナーの山野祐介さんはその筆頭として「Webライター」を挙げる。
「よく『やってみたい』という声を聞きますが、過当競争で単価が下がっていて、すでに1記事2000字で300円程度です。しかも経費も出ないので、ほかの記事を見て書くしかありません。録音された音声を文字にする『テープ起こし』も近い将来はなくなりそうです。2つともAIの発展が目まぐるしいので、長期的にはおすすめできません」（山野さん）
昔は副業の代表格だった「内職」も、いまはやらない方が無難だという。
「内職は役所が斡旋している案件が多いのですが、とにかく単価が低い。東京のある区では商品の袋詰めや組み立てなどの単純作業が、1つ1円や0.5円などです」（山野さん）
一晩がんばって数百円にしかならない。それなら、手芸品をフリマアプリで販売した方がよさそうだ。
