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「こんなに思ってくれていたのか…」 遺品整理で見つかった故人の「書き残し」に心を救われた遺族たち

家族の遺品整理で愛を実感

 とはいえ、長い人生において常に円満な家庭は極めて希少だ。しかし、こじれた関係のまま家族が亡くなれば後悔の涙を流すことになる。

「けんかして仲違いして疎遠になり、そのまま家族が亡くなった事例は少なくありません。しかし“死後の手続き”を経て、一時はこじれてしまったものの故人が家族を愛していたことを実感するケースもある。

 親子げんかで疎遠になった父が亡くなり、業者に全遺品の処分を依頼した息子さんは、業者と一緒に父が住んでいた実家の押し入れを探ると、奥から息子さんが小学生のときに一生懸命に父を描いた絵が出てきて、嗚咽したそうです。

 ほかにも幼い頃の男性がよれよれの線で家族を描いた絵が何枚も出てきて、行き違いはあったものの自分がいかに大切にされていたか知った息子さんは、父が残したその絵を持ち帰ると業者に告げたそうです」(明石さん)

※女性セブン2023年11月16日号

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