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老後の友達付き合いの落とし穴 “友人”と“お仲間”を一緒くたにする勘違いに注意、浅い関係性の相手はトラブルの元

老後に増やした友人関係がトラブルに発展するケースも(イメージ)

老後に増やした友人関係がトラブルに発展するケースも(イメージ)

「幸せな老後」を考えるとき、バリバリの会社勤めを退くのであれば、顔を合わせることが多かった「同僚」よりも、プライベートの「友人」との関係の重要度が上がる。

「孤独な時に話し相手になってくれて、支援や助言を受けられて、困った時の相談ができる。そんな友人は、老後にこそ必須だと言えます」

 そう話すのは、家族問題評論家の宮本まき子氏だ。深刻な悩みにも耳を傾けてくれる友人が、かけがえのない存在となるのは間違いないだろう。ただし、「友人は多ければ多いほどいい」と考えるのも早計だという。宮本氏はこう続ける。

「友人を増やしてあちこちに顔を出そうとすると、貴重な時間とお金を浪費することになりかねません。むしろ、本当に一緒に時間を過ごしたいと思える相手だけを友人リストに集約しておくほうが合理的だし、前向きになれます」

 友人を増やそうと物色して、痛い目に遭うこともあるという。

「新しく知り合った友人から宗教の勧誘を受けたり、ネズミ講や詐欺まがいの投資を持ちかけられたりしたという話は多い。国際交流してみたいという思いから外国人の友人を作ってみた結果、相手は単に自分の家に民泊したいだけだったというケースもあります」(宮本氏)

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